デイリーレポート
トリオ特集第6夜:普段あまり聴かれない刺激的な演奏と曲
▶【春のトリオ特集週間Day6】トリオ特集最終日は 永武幹子(pf) 須川崇志(b) 竹村一哲(ds) さんの《永武幹子トリオ》永武さんのピアノは、自分のやりたい音楽に真っ直ぐな意志のはっきりしたタッチで、須川さんも竹村さんもそんな彼女をよく理解して、音楽性が好きで一緒に演奏しているのを感じました。演奏曲も当店では普段あまり聴かれないような曲を演奏。時々アウトに外す面白さもあり、とても刺激的でした。オリジナル曲も個性的でとても良いと思いました。ジャズの世界にはフリージャズに出会ったのがきっかけだったという彼女が、この先どの様なピアノになるのかとても興味が湧いてきました。
▶それで終演後、初めてゆっくり彼女と話しました。力強いピアノタッチのようにお酒が強いようで、ストレートでラム酒を美味しそうに飲んでおられました。あらゆる面で女性の活躍が普通になり、ジャズ界も進化しているのを肌で感じます。10年後はどうなっているのでしょう…私はそこまで見届けられそうにないのが残念です。次回の永武トリオは6/22(火)、夏至の翌日です。ぜひお聴きになっていただけたらと思います。
▶1st set…ピアニスト アンドリュー・ヒルの♪Eris、ハロルド・アーレン♪Last Night When We Were Young…ハロルド・アーレンは Over the Rainbow の作者として有名。永武幹子作♪Not Sure、本田竹広作♪Dark & Mellow…永武さんは故本田さんの大ファン。永武作♪The Hidden Colors。
▶2nd set…T.モンク♪Epistrophy…即興演奏の好きな永武さんらしい選曲。永武作 ♪ハートの6、H.マンシーニ♪Two for the Road…O.ヘプバーンの映画「いつもふたりで」のテーマ。永武作♪ギャロップ…馬の最速の走りから転嫁して音楽では最速のテンポの音楽用語。アンコールはチャールズ・ミンガス♪Goodbye Pork Pie Ha でした。
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