デイリーレポート
温かくてユーモアもある素敵に楽しめるステージ
▶父と二人の息子のようなトリオ、井上陽介(b) 武本和大(pf) 濱田省吾(ds) さんの《井上陽介トリオ》温かくてユーモアがあって素敵に楽しめるステージでした。エネルギーがある若い二人の真ん中で、アップテンポの曲の後のMCは息切れしてしまい、それがまた受けたりしてとても微笑ましいトリオです。武本さんはオルガンも弾かれるようなので、ぜひ一度聴いてみたいですね。
▶私も早速HPのお知らせ欄に追悼文を載せましたが、チック・コリアさんが亡くなったニュースは、ミュージシャンにもジャズファンにも大きなショックだったようです。珍しい型の癌が発見されたのはつい最近だったようで、急なことだったようです。小曽根さんも今年は還暦で、傘寿を迎えられるチックさんとジョイントコンサートを企画なさっていらしたようです。小曽根さんの心中を思うと、悲しみはいかばかりかと心が痛みます。私とは同い年で、何回もお会いしていますがとても気さくでお優しい方でした。ジャズ界にとっても音楽界にとっても大きな功績を残した偉大な方で、残念でなりません。心からご冥福をお祈りいたします。そんな中の昨夜、このトリオを聴いて少し心が慰められました。
▶1st set…ジェローム・カーン♪All The Things You Are、D.エリントン♪Take The A- Train、ピアノイントロからクルト・ヴァイルの♪Speak Low、ノラ・ジョーンズの歌った♪Don’t Know Why。
▶2nd set…武本和大作♪Sleep Walker’s Waltz、井上陽介作♪Next Step、社歌♪Body And Soul…井上ベースがテーマを弓で奏でました。訃報が伝えられたチック・コレアさんに捧げて名盤「リターン・トゥ・フォーエヴァー」にも入っている名曲♪Spain、アンコールはスタンダード曲♪Bye Bye Blackbird でした。
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