デイリーレポート
「英語でピアノを弾いている」流れるような綺麗なタッチ
▶NY在住のピアニスト ジェブ・パットンさんの奥様はシンガーの一恵・パットンさん。千葉県のご出身で、ほぼ毎年ご一緒に帰国ツアーをなさいますが、今年はジェブ・パットンさんのアルバム「Tenthish, Live In New York」の発売記念ツアーで来日され《ジェブ・パットン「Tenthish, Live In New York」発売記念ツアー》でした。トリオメンバーはいつもの中村健吾(b)さんと、今年は若手の山田玲(ds)さん。とてもなめらかなピアノで、タッチが綺麗で、フレーズが切れないで流れるような感じの気持ちよさ。私が時々使う「ピアノを英語で弾いている」そんなピアノなのです。ジャズはもともと英語の音楽です。弾き手の言語が関係すると私は思っています。奥様の一恵さんも、もちろんご一緒に帰国されましたが、アルバム記念ということで、今回は当店では一曲だけ歌われました。以下の演奏曲名は、コメントも含めて奥様がご丁寧な文章をお送りくださいました。ありがとうございます。
▶1st stage…サド・ジーンズ♪ZEC (セック)…ドラマーのルイス・ナッシュによるとZECはエクゼクティブの略だとか。D.エリントン♪Reflections in D…クラシックのような曲、リチャード・ロジャース♪This Can’t Be Love、C.ポーター作ジェブアレンジ♪I Concentrate On You、♪ショパンのノクターン(夜想曲)13番ハ短調作品48…今回のツアーで初披露、G.ガーシュイン♪Love Walked In、ジェブ作♪Orpheo’s Wish…「黒いオルフェ」にインスパイアされて作った曲、フィニアス・ニューボーン♪Overtime。
▶2nd stage…ジェローム・カーン♪Long Ago And Far Away、C.ポーター♪Everything I Love、♪Minority…セッションでお馴染みの曲を変わったアレンジで。邦題「情欲の悪魔」の映画で先日お亡くなりになったドリス・デイが歌った♪I’ll Never Stop Loving You。ここで一恵さん登場、マット・デニスの♪Violets For Your Furs をバースから歌われました。とても良かったです。アンコールは、♪Just In Time でした。CDもお買い上げいただき、良い発売記念ライブになりました。
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