デイリーレポート
雨で肌寒い日も 2つのステージで充実した一日
▶夕方、東京文化会館の「小曽根真&ピーター・アースキン Jazz Meets Classic with 東京交響楽団」のコンサートに行きました。プログラムは、レナード・バーンスタインのキャンディード序曲と、交響曲第2番「不安の時代」です。クラシックのオーケストラは、ダイナミックレンジが広いのでピアニッシモがすごく綺麗。小曽根さんのピアノの音色がジャズとは違うニュアンスで、また素晴らしかったです。集中力が並ではないのですね。
▶第2部のジャズ・セッションは、ポーランド出身のベーシスト、ダレク・オレスさんが入りピアノ・トリオになりました。ピーターさんはクラシックのオーケストラの時は緊張していたようですが、2部になったら自由になったように素晴らしいドラミングでした。今は一緒に演奏している小曽根さんが高校生の時に、大阪のホテルでアルバイトでピアノを弾いている時に会ったのが初めての出会いだったとか。その頃から小曽根さんは凄い演奏だったのですね。
▶お店に出るとこちらはグレース・マーヤ(pf,vo) さんと、川村竜(b) 若い大津誠(ds) さんのトリオメンバーの2nd セットが始まったところ。お客さまもちょうどいい感じに入っていてホッとしました。マーヤさんのピアノは、ドイツの音大の大学院卒でクラシックを修めるなど、粒が揃ってきれいなタッチです。いい声でマルチリンガルを活かして、リラックスしたとても楽しいステージ。体調も良くなり、元気で明るく人懐っこいマーヤさんが戻ってきた嬉しくなりました。
▶1st stage…聴けませんでした。
▶2nd.stage…ステージから♪September In The Rain…歌詞が「Octoder」に変わっていました。歌詞をちゃんと理解してその心を歌うマーヤさんらしいですね。♪Calypso Blues、♪Kiss of Life、シャーデーのラブソング♪Cherish The Day、♪あんたがたどこさ〜♪My Favorite Things〜♪Pick Yourself Up…何があっても自分で立ち上がるしかない。そして♪My Way。ご自身のことを歌で表現されたのかしら。アンコールはピアノ・ソロで心のこもった♪Body And Soul。雨が降った土曜日でしたがお店のステージも、私も、とても充実したいい日になりました。
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