デイリーレポート

ストレートな聴き応えある熱いジャズに酔った夜

▶女性ドラマー佐藤ことみさんの昨夜のクィンテットは、フロントに類家心平(tp) 佐藤洋祐(as,fl) さんを迎えて 栗田妙子(pf) 鉄井孝司(b) さんのバックメンバーでした。類家さんは寡黙ですがトランペットはサウンドもスタイルも熱い演奏をされます。佐藤さんは今当店で「SK 4」で出ていますが、明るい性格で楽器を自由自在に操る実力派です。
▶フロント二人が熱い演奏でバックのトリオはクール、とバランスがよくとれた聴き応えある演奏を繰り広げました。ことみさんは、つい先日来日していたロイ･ハーグローブさんが大好きでジャスを演奏するようになった、というだけあって、演奏曲はロイさんの曲を多く演奏されます。
▶1st.stage…ジョン・ヒックス♪After The Morning、ロイ作♪Soulful、ロイ作♪Caryism…佐藤さんアルトサックスとフルートを持ち替えて演奏。ロイ作♪Strasbourg=St.Denis…パリの一角の地名です。
▶2nd.stage…ロイ作♪Velena、ロイ作♪Roy Allan…ここでNYを拠点に活躍中の佐藤さんが、ロイさんのお話。彼はデビュー時から第一線のスターで、世界ツアーが多いのにNYに返ってくると必ずどこかのジャムセッションに吹きに来る人で、ビッグネームになってジャムに来る人は彼ぐらいだそうです。ロイさんは多くのトランペッターに影響を与えた本当にジャズに生きている人なのですね。ロイ作♪Brown、ラリー・ウィルソン♪To Wisdom The Prize…ノリの良い曲。♪The Challenge…フロントの二人の熱いソロが素晴らしかった。アンコールは佐藤さんが歌いだした ♪Bye Bye Blackbird でした。
▶ジャズの楽しさ良さを感じてジャズに酔った夜でした。ストレート・アヘッドなジャズは最高ですね。