デイリーレポート
もっと聴きたくなったボーカルステージ
▶毎年2月に渋谷の大和田さくらホールで行われる「守屋純子オーケストラ」の定期公演、私も毎年伺うのが恒例になりました。毎年、公演テーマを決めて行われますが、今年は.今回は昨年なくなったルディ・ヴァン・ゲルダーさん、長い共演者であったバリトンサックスの宮本大路さん、永いお付き合いだった70過ぎても現役だったサックス奏者尾田悟さん、三人方の追悼公演でした。
▶ゲルダーさんはジャズ界では有名なレコーディング・エンジニアでブルーノート・レーベルの多くの名盤を手がけています。守屋さんは彼のスタジオで2枚、アルバムを制作されています。ステージにはゲルダーさんのビデオが流されその時録音した曲が演奏されたり、大路さんのビデオでは闘病中に励ましていたエリック・ミヤシロさんのトランペットをフィーチャーしたり、尾田さんの思い出話と彼が良く演奏した曲を演奏したり、とても心のこもったトリビュート・コンサートでした。
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▶急いでお店にやってくると、ギラ・ジルカ(vo) さんと大阪からやってきてくださった 中島徹(pf)さん、それに 楠井五月(b) 加納樹麻(ds) さんの次のセットが始まる直前でした。
▶2nd.stage…♪My Romance、♪You’d Be So Nice To Come Home To、♪Jeannine、♪The Windmills Of Your Mind などジャズナンバーのあと、♪黄昏ののビギン…この曲は作曲は中村八大、作詞は永六輔さんの日本の曲ですが、ギラさんは英語に訳詩する才能も豊かでギラ訳詞で歌われました。英語で歌うとジャズのスタンダード曲に聴こえますね。♪Love For Sale、アンコールはギラ作♪Drinking My Tea…カフェでお茶を飲みながら道行く人々を眺めて作った曲でした。
▶とてもバランスの取れたいいボーカル・ステージで、私は中途半端だったのでもっと聴きたい気分になりました。いいステージだとワンセット・ステージでは物足りない気分が良く分った夜でした。
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