【今年も暮れはサードプレイスで】
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(2024年12月1日付 Dec.1st.)

デイリーレポート

これからさらに楽しみな素晴らしいトリオ

これからさらに楽しみな素晴らしいトリオ

Kyoko

2016年08月10日 水曜日

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▶アーロン・チューライ(pf) 金澤英明(b) 石若駿(ds) さんのトリオメンバーをまずご紹介します。アーロンさんはニューギニヤ生まれでオーストラリアはメルボリン育ち。NYに渡り勉強と活動をされてアルバムもリリース。日本に興味を持って来日し、東京芸大の作曲部門に留学してそこで高校生だった石若さんと知り合った同窓生。その関係で石若さんが在学中から共演をされ、その後金澤さんとトリオを結成。金澤さんは石若さんが小学生で天才ドラマーと言われた頃から共演されている仲です。
▶石若さんは付属高校から芸大の打楽器科で、授業料も寮も奨学金をもらってしっかり勉強。天才はちゃっかり国のお金でプロになる、なんて言われるほどの才能の持ち主。大学生になったばかりの在学中に当店で演奏された時から光ったドラミングで、私はじめミュージシャン仲間から注目され、私は日本にも世界に誇れるドラマーが誕生したと思いました。ピアニストと違って日本人ドラマーで、このような才能の持ち主は、長年やっている私にも珍しいことです。そんなお仲間ですから昨夜も3人の息がピッタリ合って、白熱のステージを繰り広げました。緊張感とダイナミクスがあってしかも繊細なサウンドで、何でもこなす凄いトリオだと思います。
▶1st.stage…エリントンとストレイホーンの♪Star-Crossed Lovers…アーロンさんのピアニッシモが凄く美しかった。♪Bye Bye Blackbird…それぞれのソロがとても良かった。アーロン作♪E J P…友達の頭文字。ベースとドラムスから出たC.パーカー♪Au Privave…凄いスピード感でした。
▶2nd.stage…賛美歌312番としても知られる知られる♪「いつくしみ深き」をアーロンさんがジャズにアレンジ。ボブ・ディラン♪My Back Pagos。当店の周年記念に来ていらしてくれたTOKUさんを呼びだしてアーロンさんとで♪Body And Soul…アーロンさんの繊細なピアノにTOKUさんの低音がよく響き、店内が静まり返った極上の「社歌」をどうもありがとう。続いて、オーストラリヤから東京に住み着いて日本語学校で勉強しているトランぺッターのニラン・ダシカさんが入ってスタンダード曲♪Stompin’ at the Savoy、♪Rhyhm Change。トリオメンバーでアンコールはお馴染みの♪Tennessee Waltz。
▶アーロンさんはミュージシャン仲間ではオーストラリアのキース・ジャレット、と言われているそうですが、繊細で美しい独自の世界を持つ素晴らしいピアノです。昨夜は、思わぬゲストにお客さまも大喜び。とても充実したライブになりました。この先楽しみなトリオです。次回出演は、暮れの12月12日に決定しました。皆さまぜひお聴きになってみてください。

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