デイリーレポート
熱気と歓声に包まれたスピード感溢れるジャズ
▶【BODY&SOUL Special】ロドニー・グリーン(ds) テオ・ヒル(pf) デビット・ウオン(b) さんの《ロドニー・グリーン トリオ》デビットさんは、ハンク・ジューンズ(pf) さんの最後のレギュラーベーシストで、何回も一緒に遊びにいらしていて良く覚えていましたが、ロドニーさんはお会いして思い出しました、以前にも当店に出演した事がありました(ホントに最近物忘れがひどくなりました)テオさんは来日3回目で当店は初めての出演でした。
▶テオさんは、思わずテオちゃんと言ってしまうような陽気な好青年で34歳。はっきりとした意志が感じられるピアノで、テクニックもタッチも良くて楽しめました。ロドニーさんは、特にブラシ使いが魔法使いのように素晴しく、物凄いテクニックの人で、大きな音でも決して煩く聴こえません。デビットさんは真ん中で、静かにしっかりベースの役割りを心得た気持の良い演奏でした。
▶その3人が創り出すトリオサウンドは、もの凄いスピード感溢れるサウンドで、超満員の熱気に満ちた店内に鳴り響きました。私の予想した以上の演奏で、頭をカツンとやられた感じ、ハッピーな気分になりながら私も堪能しました。こんな雰囲気が毎夜続けばいいのに…と思わずにいられない、ジャズクラブらしい熱気につつまれた週末の夜でした。
▶1st.stage…H.ハンコックの♪Finger Painting、C.コリアの♪Litha、L.モーガンの♪Coda、B.ホリデーが歌っている♪My Old Flame、M.ミラーの♪Grew’s Tune、T.モンクの♪Well, You Needn’t。
▶2nd.stage…T.ウィリアムスの♪Citerde…トニー・ウィリアムスはロドニーさんが尊敬する三人のミュージシャンの一人だそうです。C.コリアの♪Humpty Dumpty、ベースイントロから♪Diling Valley(調べたけれど曲名不確かです)、ロドニーさんが尊敬するドラマーA.フォスターの♪”Wo” Look What You Do To Me。大きな歓声と拍手が鳴り止まない中、テオさんが静かに♪Body And Soul を弾き始めました。アレンジもブラシの静かな凄いテクニックも逸品でした。 C.ポーター♪Just One Of Those Things…魔法のブラシで凄いドラムソロ !! アンコールはデューク・ピアソン♪Is That So…拍手が鳴り止まずおまけを少し演奏。しかし凄いパワーですね、聴く方もどんどんテンションが上がって、お酒も食事もすすんだ夜でした。(私も聞き惚れていて後でメモしたので順序が違うかもしれません)
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