デイリーレポート
華やかで演奏も店内も大盛り上がり
▶三連休は皆さんどう過ごされましたか。本格的なお花見はもう少し先でしょうか。そんな連休明けの当店は 楠井五月(b) さんがリーダーのクィンテットで盛り上がりました。フロントには米国から遊びに来た楠井さんのご友人、ハーモン・メハリ(ts) さんと、田中菜緒子(pf) 加納奈実(as) 小松伸之(ds) さんのメンバーを選んでの5人でした。連休明けで寂しい客席になるのを心配しましたが、リーダーとして楠井さんが声をお掛けになったようで、学生さんやお知り合い、中には他店のオーナーも応援にいらっしゃいました。責任感のしっかりした人柄ですね。
▶ハーモンさんはカンサスシティー出身のとても真面目な好青年で、クラシックをきちんと勉強されたことがすぐ解る奏法で、お聞きするとそういうことでした。初めは緊張気味でしたが、だんだん本領発揮、楽器のコントロールもテクニックも素晴しかったです。他のメンバーもお互いを尊重し合った気持の良い演奏で、特に田中さん加納さんの奇麗な女性が二人も揃うと明るくて、見た目にも華のある楽しめるステージでした。
▶1st.stage…ハロルド・アーレンの♪This Time The Dream’s On Me、W.ショーター♪El Gaucho、T.モンク♪Ask Me Now、楠井作♪White Out…このあたりから演奏者もだんだん絶好調になって来ました。加納さんのアルトをフィーチャーして季節にふさわしい♪Spring Can Really Hang The Most、ハーモン作♪Our Journey…これは彼のアルバム(日本でも発売されています)そのタイトル曲ですが、透明感のある良い曲でした。
▶2nd.stage…H.ハンコック♪One Finger Snap、楠井作♪140527…多分作曲された日でしょう。楠井作♪Salsa、ミュージカル「マイフェアレディー」から♪I’ve Grown Accustomed To Her Face、田中作♪ミュータント・タートルズ…を聴きにいらしていた赤塚健一(tp) さんを呼出して2ペットで演奏。アンコールは♪Body And Soul…とても気持ちのこもったいい演奏で終りました。
▶今の若いミュージシャンは、とても上達が早くて良く勉強されていますね。このごろ、若者が時々出演される度に嬉しい驚きがあります。ハーモンさんはワーキング・ビザなしの来日でノーギャラでした。(ちなみに、今は税関の手続きが大変で費用も結構かかり、チェックが大変厳しくなっています)それで皆さんで「打ち上げ会」をされて労をねぎらいました。
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