デイリーレポート
とんぼ返りの旅で日-台文化交流にささやかな貢献
▶台湾から昨夜(11/30)帰ってきて、パッキングも解かずにすぐお店に出て、今日昼近くに起きてようやく一息つきました。今回の旅は、台湾のジャズ愛好家のニックさんが企画された「台湾–日本 ジャズセミナーとコンサート」への参加でした。
▶招かれたのはTOKUバンドとマネージャー宮川さん、来日ミュージシャンのマネージャーとして活動されている真由美さん、それに私。TOKUさんらはコンサートを数カ所でされ5日間の旅でしたが、私は、最終日の台北でのセミナーと前日の高雄(といっても高速鉄道で台北から4時間も南です)だけの参加で、二泊三日のとんぼ返り。なにしろ自転車操業のお店が月末で、いろいろ雑用が多くてゆっくりしてられず、残念でした。
▶最終日の台北では、台湾のジャズ関係者が4,50人ほどお集まりになったワークショップがあり、そこで私は日本のジャズの歴史をお話しました。壇上でTOKUさん、私の通訳役のギルホイル真由美さんと私が、日本のジャズについて鼎談などしたあと、台湾のラジオ局でジャズ番組を持っている方と、大学でジャズを教えているトランぺッターの方、ジャズクラブのオーナー等がディスカッション。3時間に及ぶワークショップを皆さん熱心に聞かれました。
▶先のりしたTOKUさんとトニー・ザックス(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 山田玲(ds)さんらご一行は、各地でコンサートを行い大好評で、アルバムも多数お買い上げいただきました。最終日セミナー後のコンサートは、東京銀座のような繁華街の高級ホテルの中のクラブで行われました。最後には台湾の女性ピアニストと昼間セミナーに参加していたトランぺッターが入ってのセッション。ミュージシャン同士も親交を深めました。
▶今回これを企画されたニックさんが日本にいらして当店にやってきたのはほぼ1年前。1年がかりで実現された企画で、その後何回かウチにいらっしゃいましたがほとんどTOKUさんが出演している夜で、TOKUさんの大ファンでもあります。今回、大成功に終わって大変喜んでいらっしゃいましたが、苦労が報われてよかったですね。
▶それに皆さんとても良い方ばかりで、関係者の皆さんは何とか台湾にジャズを根付かせたいと熱意に燃えています。日本のジャズメンにとっても、台湾でジャズが盛んになることは大変良いことだと思います。台湾でジャズが発展するようご協力をお約束して帰国しましたが、今回、微力ながらジャズを通じた日台の文化交流ができたと思います。お招きいただき感謝致します。台湾はとにかく食事が何もかもとっても美味しいですね。台湾はとてもいいところです、次回行くときは、とにかくゆっくりしてきたい、と思いました。
★26日の《2 Keys Meeting》27日のクリヤさん 28日のペコちゃん昨夜の福田さん…のステージレポートと演奏曲は、追って掲載したいと思います。お待ち下さい。
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