デイリーレポート
美しく流れるようなスタンダードナンバーを堪能
▶ほぼ年に1度日本に来てツアーをするウラジミール・シャフラノフ(pf)さん、もう日本語も話せるようになっています。トリオのレギュラーメンバーは、若林美佐(b) 藤井学(ds) さんです。若林さんがツアーマネジャーをされてクルマも運転し、日本各地を周ります。メンバーの藤井さんの運転は怖い、とウラジミールさんが言うそうで、もっぱら運転は若林さんだそうです。マネージメントとドライバーで大変なご苦労ですが頑張っています。最近の女性は、皆さん本当にエネルギッシュで強いですね。
▶演奏はほとんどがスタンダード・ナンバーで、新しいアルバムタイトルが「ロシアより愛を込めて」(若い方は知ってるかしら)お客さまは中年以上の方が多く、皆さまご存じの曲が多く、熱心にお聴きになっていました。ピアノのタッチが綺麗で流れるような叙情的なサウンド、それを活かす若林さん藤井さんのサポートも素敵でした。
▶1st.stage…♪Satin Doll、♪Prelude To A Kiss…バラードは演奏者の年輪を感じさせていいですね。D.エリントン♪Lotus Blossom、♪Day Dream、♪Take The A-Train、♪Maybe September、A.ジャマル♪Night Mist Blues、♪Dear Old Stockholm、♪I’ll Keep Loving You、ドラムソロから入ったD.ガレスピー♪Tin Tin Deo 。休憩時間はウラさんはアルバムにサインしたりご挨拶したり忙しそうでした。
▶2nd.stage…♪I’ll Close my Eyes、♪Moscow Nights、♪ロシア民謡のバラードで素敵でした。♪Moon Sand、J.ルイス♪Django、ブルー・ミッチェル♪Fuji -Mama、ピアノソロで♪My Funny Valentine、M.デイビス♪It Never Entered My Mind〜♪Cookin’〜?♪Warkin’ とマイルスの曲を続けました(3曲目失念)、♪Beatiful Friedship、アンコールは♪What A Wonderful World でした。
▶お客さまは皆さんお帰りになりメンバーの皆さんがピザを食べていたら、今ブルーノート東京に出演中のハービー・メイソン(ds)さんが私に会いにいらしてくれました。初対面だったウラさんは驚いて自己紹介、連絡先を交換されていました。彼は私の焼く手羽先が大好きなのですが、今回は時間がなくて食べさせてあげられませんでした。でもちゃんと顔を出してくださって嬉しく思いました。最近は昔に比べてお店を早く閉めるようになってハプニング共演も聴くことが少なくなりました。お客さまのライフスタイルも時代も変わってきていますね(私が歳をとったのかしら…)
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