デイリーレポート
セカンドアルバムが楽しみないいステージ
▶日曜日の夜、片倉真由子(pf) 浜崎航(ts.ss)さんの《Duke Ellington Songbook》は、多作で知られるD.エリントンと「相棒」のB.ストレイホーンの、お馴染み曲からあまり知られていない曲まで発掘し研究し演奏する二人のライフワークで、昨日は3ヶ月ぶりでした。実は今日から2日間、このデュオでのセカンド・アルバムのレコーディング、その前日のライブでした。デュオとは思えない厚く深い生音サウンドが気持良く店内に広がって、素晴らしい演奏でした。朝から雨になり一日中降ったり止んだり生憎のお天気でしたが、ファンの方はしっかりいらっしゃって堪能されました。
▶1st.stage…♪I Didn’t Know About You、♪All Day Long、♪Lotus Blossom、♪Mystery Song、♪Satin Doll(私はお店に出るのが遅くなりここから聴きました)♪Low Key Lightly。
▶2nd.stage…浜さんテナーサックスで♪Melancholia、♪U.M.M.G。浜さんフルートで♪Sunset At The Mockingbird。♪It Don’t Mean A Thing(スウィングしなけりゃ意味が無い)…はじめは、何の曲かしらと思わせたテナーのイントロがカッコ良かったです。バラード♪My Little Brown Book…D.エリントンとJ.コルトレーンのアルバムがありましたね。♪The Feeling Of Jazz、B.ストレイホーンが病床で死を覚悟していた時の曲♪Blood Count…その深い意味が感じ取れる演奏でした。アンコールはエリントン&コルトレーンの中に入っていて一世を風靡した♪In A Sentimental Mood。多くの曲を創り長い間活躍したエリントンですが、オーケストラを維持するためにいろんな苦労があったようです。でも音楽の力を信じて生きていたことは確かなようですね。
▶6月から月曜日をお休みにして日曜営業を基本にして少し走ってみたのですが、やっぱり皆さま日曜日はいろいろとご予定があるようで…。元に戻したほうが良さそうですね。と言っても、ブッキングは3ヶ月くらい先行していますから、実行は9月以降になりますけど。実は私も、昨日は「メアリー・ステュアート」を観劇した後、孫のレイくんとお食事してお店に出るのが遅れました。
▶「メアリー・ステュアート」は、神野三鈴さん(小曽根さんの奥様)と中谷美紀さんの二人芝居で、いまPARCO part I で公演中です。スコットランド女王のメアリー役と乳母役が交互に入れ替わる一幕一場、休憩もなく2時間出ずっぱりというお芝居です。途切れることのない台詞を身動きもせずひと言も聞き逃さないほど客席は二人の芝居に集中していました。演じる方はそれ以上の集中力がいる長く凄いお芝居ですが、私も時間が経ったのを忘れるほどとても感動しました。
▶孫のレイくんは、実は昨日駒沢公園で行われた東京ベルディの公式戦で、その「エスコート・キッズ」をやって来てプロの選手と一緒に撮った写真を見せてくれました。でも負けてしまって、大変残念がっていましたが、ますます「サッカー選手になる」という夢が膨らんでいるようでした。
▶それぞれが信じた道で一生懸命やることは素晴らしいこと…そんなことをいろいろな場面で感じた一日でした。
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