デイリーレポート
目指すところがひとつになったカッコイイ演奏
▶先ごろジャカルタで行われた「ジャワ・ジャズ・フェスティバル」にオーケストラ・メンバーで出演して帰国して2日目、高熱が出て身体の節々が痛くなり、マラリアにかかったのかと急いで医者に行ったら、マラリアではなかったそうでとりあえず安堵。一緒に行った人の中にも体調を崩した人が何人かいたようでした。でも元気になった昨夜、久し振りの近藤和彦(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんのクァルテット出演でした。近藤さんはいつものように、アルト、ソプラノサックス、ソプラニード、と3管を曲によって持ち替えての演奏でした。
▶1st.stage…♪Star Eyes、J.ギャリソン♪Sweet Little Maia…ソプラノサックス。C.パーカー作♪Segment…ソプラニード。以前にもこの楽器で吹いたら、お年を召したお客さまにアルト吹いてと言われたのですが、僕はソプラニードで吹きたいのです、と。3.11の後に作曲したバラード♪Our Prayer(祈り)…アルトで。近藤作♪Sweet and Pungent(甘辛)…アルトを吹きました。
▶2nd.stage…近藤作♪Plum Blossoms(梅の花)…日本的な香りがしました。W.ショーター♪The Big Push…アルトで。近藤作2012年の年男の時に作曲した♪年男に何が起きるのか…曲名を英語にしづらいので日本語にしたそうです、ちなみに何も起きなかったそうです。D.エリントン♪Isfahan…アルトで。M.ルグラン♪You Must Belive In Spring…アルトを吹きました。アンコールは♪April In Paris…春の定番スタンダード曲であるこの旧い曲は、ミュージカルでも歌われドリス・デイで映画にもなり多くのミュージシャンにカバーされていますが、ジャズのベストセラーを記録した曲だそうです。レギュラーメンバーの目指すところが一つになって、とてもカッコ良くて気持の良い演奏でした。
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