デイリーレポート
ファンキーでジャジーなオルガンサウンドのジャズ
▶《2Keys Meeting》はピアニストの宮川純さんがピアニストの片倉真由子さんと演奏したくて組んだもので、真由子さんはピアノで宮川さんはオルガンを弾きます(宮川さんはオルガンから勉強をはじめてこの道に入った方なのです)そして、ドラムスは横山和明(ds)さんで、このユニット2回目のライブでした。
▶真由子さんは2月の1カ月間、国際交流基金のプレジェクトで東南アジアの国々を回ってオーケストラのメンバーのオーディションをされてきました。ここで選ばれたメンバーはこの夏日本で合宿し、その後、各国でコンサート・ツアーを行い最後が日本での公演だそうです。真由子さんは、今週8日からNYでご自身のトリオのレコーディングに行かれます。大活躍ですね。
▶そんな彼女も、ライブが一番と言いながら、昨夜の宮川さんとの共演を大いに楽しんで演奏されたようで、音が出た瞬間からオルガンのファンキーなジャズ・サウンドが店内に響きました。横山さんのドラムをたたく姿も楽しそうでした。とても気持の良い演奏でしたが、何しろ客席が寂しくて、こんなに素晴らしくジャジーな演奏なのに…と複雑な思いで私も一緒に楽しみました。
▶1st.stage…E.ハリス♪Cryin’ Blues、真由子作♪8th Street、W.ショーター♪Fall、♪For The Love Of You…この曲は50年代のソウル・コーラス・グループ、アイズレー・ブラザーズの歌った曲ということですが私は初めて聴きました。H.シルバー♪St Vitus Dance…昨年亡くなったファンキー・ジャズのピアニストH.シルバーは多くの曲を残していますが、この曲も初めて聴きました。
▶2nd.stage…♪Love Me Tender…プレスリーのこの曲もオルガンが入るとファンキーに聴こえますね。C.ウォルトン♪Clock Wise、バラード♪Blame It On My Youth(若気の至り)…この曲もオルガンが入ってひと味違って聴こえました。宮川作♪Slant Vamp、B.バカラック♪Walk On By、アンコールは♪I Love You でした。いらしたお客さまはファンキーなジャズに大いにノって大喜び。来て良かった、楽しかったと、次回のブッキングをリクエストされました。了解です、6月か7月になると思います。
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