デイリーレポート
ジャズ黄金時代を思い起こさせる演奏
▶ブッキングの偶然ですが、トランペットとアルトサックスの2ホーン・クィンテットが一昨夜から3日間続くことになった、昨夜はその二日目。松島啓之(tp) 山田穣(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 広瀬潤次(ds) さんのクィンテット。週明け月曜日の雨、と条件が悪いのでお客さまはいらっしゃるかしら、と心配でしたが、このユニットには熱烈なファンがいらっしゃいます。そんなお客さまが聴きにいらして、ホッと胸をなでおろしました。
▶私の心配は商売上のことより、ライブジャズという音楽は、お客さまがいないとミュージシャンも「糠に釘・のれんに腕押し」状態で、いい音楽になりにくいのです。一生懸命演奏してくださる出演者にも、店主として申し訳なくて気持ちが塞ぐからです。
▶このユニットは、同じことを追求してもう長くチームを組んでいて、お互いを大切にしている演奏でバランスがよく、1950年代〜60年代のジャズ黄金時代を思い起こさせるストレート・アヘッドな気持ちいい演奏と選曲で、私の好きなユニットなのです。
▶1st.stage…アップテンポの活のいい曲から F.ハバード♪Happy times、ワルツの曲 W.ショーター♪Sleeping Dancer Sleep On、H.バリス ♪Wrap Your Troubles In Dreams、アルトサックスをフィチャーして J.コルトレーンのバラードの名曲♪Naima、N.アダレー♪Teaneck。
▶2nd.stage…F.ハバード♪Blue Sprits、♪Social Call、松島作♪Blue Like This…この曲を好きな方がとても多いです。トランペットをフィーチャーして♪Skylark…トランペットが良く歌っていました。シダー・ウォルトン♪Ojo De Rojo(赤い眼)、♪Bye Bye Blackbird。気持の良い演奏が終わった後は、メンバーがそれぞれファンの方と懇談されていました。
★ちなみに、今夜のクィンテットは、オルガンが入って、また違う厚みのあるサウンドですよ。
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