デイリーレポート
今の若者の優秀さを再確認した素晴らしい演奏
▶椎名さんが推薦する若手ミュージシャンと繰り広げた椎名さんの企画《ハッピー・ニュー・オリンズジャズ》)は、お客さまも若い方が多く、お年を召した方も一緒にキャッチフレーズ通りハッピーに楽しみました。メンバーは椎名豊(pf) 伊藤勇司(b) 浜田省吾(ds) 石村菜穂(tp) さん。椎名さんも、若い人といつもと違う音楽を演奏すると、大変勉強になると話されていました。その若い三人のしっかりした演奏には私も驚きました。ご紹介します…
▶トランペットの石村さんは国立音大出身。楽しい音楽しか演奏したくないという哲学を持っていて、ルイ・アームストロングを研究し目指している女性です。若い女性で珍しいですね。勉強されたクラシックを基礎にした奏法もしっかりしていて、PAマイクを使わなくてもしっかり音が響きます。ベースの伊藤さんは千葉の富里高校出身で、私は知らなかったのですがこの高校はジャズが盛んでアメリカのコンテストに出場しているほど実力のある高校なのだそうです。アメリカの大学にスカウトされたけれど高校を出てすぐ日本でプロになったという経歴で、良い音色を出すベースです。浜田さんは山口から上京して国立音大在学中の、今注目されているドラマーで、テクニックもしっかりして良くスウィングします。本当に昔と違って、今の若いミュージシャンは優秀な人が多いのに驚きます。皆さんこの先が楽しみです。
▶1st.stage…R.アームストロング♪Someday You’ll Be Sorry、ニューオリンズの香りがするW.C.ハンディ♪St.Louis Blues、♪After You’ve Gone…懐かしい曲で私も好きな曲です。椎名作♪Flowers…散歩している感じのゆったりした曲でした。ノリの良い曲♪Whoopin’ Blues…皆でオーッと掛け声を入れて皆さん楽しそうでした。
▶2nd.stage…ピアイントロから出たD.エリントン♪It Don’t Mean A Thing、♪聖者の行進(When The Saints Go Marching In)…ミルトをつけたトランペットでゆったりと演奏。R.アームストロング♪Struttin With Some Barbecue、R.アームストロングのテーマ曲♪When It’s Sleepy Time Down South、♪That’s A Plenty、アンコールはまさにニュー・オーリンズ♪Bourbon Street Parade。
▶若いミュージシャンが古い曲を演奏するのは新鮮な感じがしますね。ジャズクラブのオーナーとして、若い優秀なミュージシャンが演奏出来る場所を維持していかなくては、と改めて思いました。で、さっそくも次回出演をお願いし、8月22日に決定しました。こんな素敵な企画をしてくださった椎名さん、ありがとう。私も勉強になりました。
読者の投稿