デイリーレポート

スピード感と緊張感ある演奏 ジャズ・クラブらしい店内の雰囲気

▶《LEGITクィンテット》メンバーは 近藤和彦(as) 吉本章紘(ts) デビッド・ブライアント(pf) 安カ川大樹(b) ジーン・ジャクソン(ds) さん、とジャズがお好きな方にはサウンドが聴こえてくるようなメンバー名ですね。このご時世下でも、久しぶりのお客さまもいらっしゃって、店内はほどよく埋まりスピード感と緊張感のある演奏が繰り広げられました。NYでも注目されていたデビットさんと、世界で活躍されていた大ベテラン ジーンさんが入って、演奏者たちも自然とテンションが上がり、とても気持ちいい演奏で「これがジャズ・クラブ」…そんな店内の雰囲気でした。司会進行は近藤さんで、彼の新曲も披露されました。近藤さんらしく、アルト奏者ジャッキー・マクリーンの関連曲が多かったです。聴き応えあるステージでした。
▶1st.set…ジャッキー・マクリーンの♪A little Melonae、ジャッキー・マクリーンの息子のテナー奏者ルネ・マクリーンの♪Dance Little Mandisa。♪Mr.A.T.C…
ドラマー ウォルター・ボールデンがアート・テイラーにささげた曲。T.モンク♪Ugly Beauty、近藤作♪Spontaneous Conversation。
▶2nd.set…近藤作♪Petrichor…雨が降った時に地面から上がってくる匂いのこと。デビット作♪Hayes High way…ドラムとピアノソロが素晴らしかった。W.ショーターの♪Aung San Suu Kyi…8ビートで近藤さん(ss)で。♪Good bye Pork Pie Hat…今年はチャールズ・ミンガス生誕100周年!!レスター・ヤングがミンガスに捧げた曲。
近藤作新作♪John Lenwood…ジャッキー・マクリーンの本名は John Lenwood McLean です。アンコール曲はピアニスト ファーディ・グローフェ♪On The Trail でした。