デイリーレポート

満席の客席に当店初の全て日本語のジャズアレンジソング

▶昨夜の店内は満席でしたが普段とは客層が少し違う感じの店内で、ギラさんファンの女性が多い店内でした。新しいアイデアでさまざまな企画で出演するシンガー、ギラ・ジルカさんの今回は、昭和のラブソングをジャズ・アレンジしたステージでした。アレンジとギターは竹中俊二さん、ピアノはジャズ・フュージョンバンド「T-SQUARE」のキーボード奏者だった松本圭司(pf) さん、ベースはお馴染みの納浩一(b) さん、ドラムスは何でもござれの「裸足のドラマー」加納樹麻(ds) さんです。そんな素晴らしいメンバーをバックに、若い頃のエピソードなどを交えて、全編日本語で歌われました。（普段時々英語交じりで歌われるナンバーも昨夜はすべてが日本語バージョンでした）
▶1st.stage…キャンデイーズの曲♪年下の男の子、ジュデイ・オングの♪魅せられて…レコード大賞をとった曲で豪華な衣装も話題を呼びました。阿木曜子作詞の内容は当時は気づかなかったけどけっこうエロい、とギラさん。小坂あきこの♪あなた、ばんば ひろふみの♪イチゴ白書をもう一度…ギラさんは、ばんばさんに大変お世話になったそうです。久保田早紀の♪異邦人、ちあき なおみの♪黄昏れのビギン、ピンクレディーの♪渚のシンドバット。ギラさんのファンのお客さまは皆さん、ご自分の青春時代を思い起こされたようで、嬉しそうでした。
▶2nd.stage…沢田研二の♪勝手にしやがれ、竹内まりあの♪不思議なピーチパイ、大橋純子の♪シルエットロマンス、ちあき なおみの大ヒット曲♪喝采、八神純子の♪パープルタウン、山下達郎の♪FUTARI、♪Ride On Time、アンコールは山口百恵の♪さよならの向こう側 でした。
▶私はもっぱらジャズの世界に接して生きてきましたから、日本語の歌をこんなに聴いたのはこの歳になるまで初めてでした。メロディーは聴いたことがあるけれど…という曲が多く、でもギラさんの歌は好きです。後でギラさんに、日本語の歌は難しくて英語の歌の方が歌いやすいでしょ、と聴くと、その通りという答でした。早くからリハーサルをして本番で14曲。ミュージシャンの皆さま、ギラさん、お疲れさまでした。ギラさんは、まだまだいろんなことに挑戦するようで、楽しみです。皆さんが楽しんでいるお顔を見ると止められなくなるのでしょうね。