デイリーレポート
綺麗な音色の二本のテナーのコラボを心地よく聴いた夜
▶私はこの二人のテナーの音色が好きで、このユニットを率いてもらうよう正典さんにお願いしました。《岡崎正典2テナークィンテット》メンバー 岡崎正典(ts) 芹澤朋(ts) 小沢咲希(pf) 大塚義将(b) 利光玲奈(ds) さんの紅三点。こんな時期で、演奏者が5人ですからそれよりお客さまが少なかったらサマにならないけど困っちゃうなぁ、なんて心配しながらお店に向かいました。お店に入ると、お客さまのほうが多くてホッとしました。長い間お店をやっていますが、こんなことを心配したのは、かつてありませんでした。やはり異常な時代なのですね。
▶昨夜も正典さんがいつものように新曲をアレンジして来てくださり、このユニットならではのレパートリーも随分多くなってきています。ドラマーの山田祐輔さんが聴きにいらしていて、1曲シットインで参加されました。二本のテナーのコラボが心地いいステージでした。
▶1st set…ベイシー楽団に所属したこともあるテナー奏者レスター・ヤング作♪Tickle Toe、岡崎正典作♪December In Paris…私も連れて行っていただいた小曽根さんとノーネームHの欧州ツアーのとき正典さんとパリ市内を歩いたことを思い出します。シダー・ウォルトン♪Midnight Waltz、フレディ・ハバード♪Little Sunflower。
▶2nd set…山田祐輔(ds)さんシットインで♪What Is Thing Called Love、新レパートリー正典作♪Here Comes The Spring、サド・ジョーンズ♪Groove Merchant、ピアノの小沢さんと正典さんのテナーのデュオ♪In A Sentimental Mood…とても良かったですよ。正典作♪A Rare Thing。アンコールはレイ・ヘンダーソン♪Bye Bye Blackbird…ひとりずつステージからバイバイして消え行く正典さんらしいおちゃめで粋な演出です。終演後は出演者の皆さん色んな話をされていました。正典さんはおチョコ1杯のワインを少しずつ飲んでいました。正典さんのおチョコ姿を初めて見ました。何か気持ちの温かくなる夜でした。
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