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デイリーレポート

素直なサウンドが気持ちいい 清々しいステージ

素直なサウンドが気持ちいい 清々しいステージ

Kyoko

2015年02月18日 水曜日

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▶楠井五月(b)さんリーダーの若きトリオ、ギター禿(かむろ)耕平(g)さん、サックス加納奈実(as,ss)さんのドラムレス・ピアノレストリオ。選曲もMCも楠井さんですが、彼はとても勉強家で、いろんな面白い話をしながら司会進行してくれますので、私も勉強になります。知識だけでなく音楽的にももちろん意欲的で、普段あまり演奏されないような曲をこの編成用にアレンジして演奏。しかも、ベースアンプも使わず、奈美さんのサックスも生音で楽器本来の音色を大切にされるステージで、アコースティックな気持のいいサウンドが店内を満たしました。
▶1st.stage…J.ジュフリー♪The Easy Way、C.ポーター♪Everytime We Say Good By、C.ベイシーバンドの♪Topsy、メルディス・ウィルソンのミュージカル作品「The Music Man」から J.ジュフリー♪It’s You…お金を持ち逃げしようと音楽教師になった詐欺師の男が、恋に落ちて逃げるのを止め本当の音楽教師なった話、だそうです。J.ホールの代表作♪Careful…一般的にブルースは12小節ですがこの曲は16小節。曲の出だしが「Be careful〜(注意!)と歌う曲で、数えていないと分からなくなるよ」と始まります。もちろん昨夜は三人ともしっかりできました。J.ジュフリーとJ.ホールさんが演奏している曲♪The Green Contry…奈実さんソプラノサックスから出て途中でアルトに持ち替え最後はまたソプラノで終りましたが、フォークソングのようなバラード曲でした。アルトサックスをフィーチャーしてJ.ジュフリーのアレンジ♪The Song Is You。
▶2nd.stage…奈実さんソプラノサックスで T.ウルフ♪Ballad of Sad Young Man、楠井作J.ジュフリーとJ.ホールに捧げた♪Blues of J&J、禿作♪Sniffin…これは「音をかぐ」意味のSniff だそうです。楠井作♪Is This Here…しっかりしたベースのリズムの上にギターとサックスが乗って、とても良い感じでした。楠井アレンジの♪Body And Soul…原曲を大切にしたアレンジで、ギターとサックスのユニゾンが、楽器がよく歌っていました。J.ジュフリーがオーケストラのために作曲した曲をこのトリオ用にアレンジした♪ 4 Brothers。
▶私のリクエストでもあったこのトリオ。お客さまは少なく残念でしたが、演奏者皆さん正装のスーツ姿で、MCも演奏も中身の濃い内容で、若者らしく爽やかでとても気持ちのいいステージでした。アコースティックな、こういうジャズもアリなのです。

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