デイリーレポート
リクエストを受けながらホームパーティーのようなお店
▶初めての顔合わせで弾き語りとドラムスのデュオという珍しい編成だった土曜の夜のグレース・マーヤ(pf,vo) 小田桐和寛(ds) さんのデュオステージ。夕方まで嵐のような風雨で、電車も止まったりでお客さまの足も遠のいて、客席はマーヤさんのファンが数人という寂しさでした。初共演でリハはされましたが、本番になるとその場の雰囲気で選曲も変わります。マーヤさんはお客さまからシャンパンをごちそうになりながら、リラックスしてホームパーティーのような感じでリクエストを受けながら弾き語り。小田桐さんは、マーヤさんが出るとそれを聴きながら、さすがと思わせるドラミングでしっかりサポートされました。
▶終演後に聞くと、小田桐さんは演奏曲はほとんど知らない曲ばかりだったということで、さすが、と二度びっくり。彼は二十代ですからね、ジャンルの幅広いマーヤさんだし、知らない曲が多いのは分りますが、それにしても耳が良いのですね。いらしたファンの方もとても楽しまれ、少し飲みすぎた方もいらっしゃってお連れ様がヘルプしてお帰りになりました。週末ですからいい音楽にお酒も進み、酔いも回ったようですよ。
▶1st set…シナトラ・ナンバー♪Summer Wind、A.Cジョビンの♪Corcovado、ミュージカル映画テーマ曲♪Stormy Weather、ビリー・アイリッシュ♪Bellyache …B.アイリッシュは昨年の2020年グラミー賞主要4部門を含む合計5部門を受賞されました。H.マンシーニ「ティファニーで朝食を」より♪Moon River、♪Rhythm of the falling’ Rain…カスケーズの「悲しき雨音」として大昔大ヒットしました。
テナー奏者ハンク・モブレーのボサノバ♪Recado Bossa、♪Poor Butterfly…原曲はプッチーニのオペラ「蝶々夫人」がモチーフのジャズ・スタンダード曲です。
▶2nd set…スタンダード曲♪Poinciana…スペイン語で花の名前、N.キングコール♪Calypso Blues、トム・ウェイツ♪Temptation (誘惑)…ダイアナ・クラールも弾き語っていますね。スティーヴィー・ワンダー♪Ribbon In The Sky、コール・ポーターのミュージカル・ナンバー♪So In Love、エド・シーラン♪Shape of You、マーヤさんのジャズアレンジで♪さくらさくら、映画プロデューサーでもあったアーサー・シュワルツ♪You And Night And Music、エディ藩♪横浜ホンキートンク・ブルース…マーヤさんは浜っ子です。ビリー・ジョエルでヒットした♪Just The Way You Are、アンコールはマイケル・ジャクソンの♪Heal ! The World 。多くの曲を多くの言語で熱唱されました。
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