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デイリーレポート

選曲も素晴らしく控え目なご自身を音楽で表現される音楽への情熱も素敵です

選曲も素晴らしく控え目なご自身を音楽で表現される音楽への情熱も素敵です

Kyoko

2026年02月09日 月曜日

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2/7(土)は《佐藤潤一リーダークィンテット》佐藤潤一(b) 駒野逸美(tb) 石川広行(tp) 平倉初音(pf) 北沢大樹(ds) さん

▶佐藤さんは口数は少ないですが音楽に対する情熱は凄くしっかりもしていて、彼がリーダーをなさる時は私はいつも楽しみにしています。メンバーは 佐藤潤一(b) 駒野逸美(tb) 石川広行(tp) 平倉初音(pf) 北沢大樹(ds) さんのクィンテットです。昨夜の選曲も素晴らしく、メンバーにも敬意をはらって初音さんのオリジナル曲も演奏されました。
▶佐藤さんはネコ好きで、飼っていたネコが亡くなったので今はネコカフェに行っているそうです。佐藤さんの体格からはイメージしにくいですね。でも控えめで気持ちのとても優しい方だと思います。演奏に関しては、倉田さんが丁寧にお書きになっていますので、そちらを御ご覧くださいませ。
▶1st.set…
トランペッター サド・ジョーンズ♪Don’t Get Much Anymore…近年ミュージシャンに再評価されているスタンダード曲/ピアニスト ホレス・シルバーの洒落たバラード♪Hey, It’s Me You’re Talking To/弾き語りピアニスト マット・デニスのバラード♪Everything Happens to Me/平倉初音作♪Moon and Venus (月と金星)
▶2nd.set…
ベーシスト デイヴ・ホランドの現代ジャズの醍醐味が凝縮された曲♪Shadow Dance/ミュージカル 「Walk a Little Faster」 よりヴァーノン・デュークの♪April in Paris/ヴァーノン・デュークは帝政ロシアから米国に亡命したクラシックとジャズの作曲家/よくシンガーがカバーするバラード♪A Nightingale Sang in Berkeley Square/夜のロンドンを舞台にしたロマンあふれる曲/佐藤潤一作♪Red Brown…飼っていた赤茶色のネコの名前/アンコール曲はT.モンクの♪Blue Monk でした。
===【倉田レポート】===
佐藤さんはBODY&SOULで定期的にリーダーライブを行っていますが、今回の編成でのライブは昨年6月と10月に続いて三回目になります。スタンダード曲と佐藤さん、平倉さんのオリジナル曲が演奏されました。
▶メンバーがステージに登場し、平倉さんのピアノからゆったりと演奏が始まります。佐藤さんの響きの良い上品なベースの音色、北澤さんの柔らかくて綺麗なシンバルとドラムの音が続きます。平倉さんのピアノソロは、シャープなタッチで一音一音をくっきりと響かせ、さらに力強い演奏になっていきます。石川さんがトランペットソロで悠々と吹いていきパワフルな音色を放つと、北澤さんが呼応してスケール大きく演出します。
▶駒野さんのトロンボーンソロになり、滑らかに右手が動き繊細で温かい音色を響かせ、少しずつ強い音になっていきます。佐藤さんのベースソロになり、その力強い音色に、平倉さんのピアノと北澤さんのブラシが寄り添います。佐藤さんの独特の抑揚が表れ、楽しく歌っていきます。一曲目の♪Don’t Get Around Much Anymoreから、熱量の高い演奏になりました。
▶佐藤さんがご挨拶とメンバー紹介をされました。佐藤さんが「寒い中、足をお運びいただき、ありがとうございます。僕はもう汗をかいていますけど」と話すと、観客だけではなく、メンバーも楽しそうに笑って、良い雰囲気が伝わって来ます。
▶心地良いスタンダード曲を演奏していきますが、歌心に溢れ生き生きとした音色で歌っていく佐藤さんのベース、力強い平倉さんのピアノ、剛柔自在の北澤さんのドラムス、豪快な石川さんのトランペット、温かい駒野さんのトロンボーンと、メンバーの個性が際立っています。さらに、ライブの回数を重ねるたびに息が合っていき、お一人おひとりが自由に音を創っていくように感じられますし、フロントがサックスではなく、トランペットとトロンボーンの二管という編成は新鮮な印象を与えます。
▶1st.セットの最後に、平倉さんのオリジナル曲♪Moon and Venus を演奏。平倉さんが目を閉じて軽快にピアノソロを弾いていき、佐藤さんのベースと北澤さんのシンバル、ドラムが速いリズムを刻みます。平倉さんはぐんぐん速度を上げて疾走しスリリングな演奏になっていきます。その勢いを引き継いで石川さんが前後に大きく躍動しながら、高らかにトランペットソロを吹き、北澤さんが大きく並走します。
▶駒野さんは、速く大きなストロークでトロンボーンを吹き、勢いを増していきつつも、潤いのある音色を響かせます。北澤さんがドラムソロで、滑らかに繋がっていく爽快なサウンドを披露し速度を上げていきます。フロント二管が戻り、華やかなアンサンブルで演奏を結びました。
▶2nd.セットになると、佐藤さんは上着を脱いで登場。ベースから渋い音で弾き始めた♪Shadow Dance、エンジン全開でメンバー全員がリラックスして、思いっきり演奏していく♪April In Paris、トリオのメロディアスな演奏で綺麗な空気感を作る♪A Nightingale Sang In Berkeley Squareと、熱気に満ちた、楽しい雰囲気の中、心地良い演奏が続きます。
▶佐藤さんは、猫カフェがお好きでよくいらっしゃるそうですが、大好きな推し猫がお休みの日もあると話します。ところが、なんと猫さんたちの出勤表が公開されるようになり、推し猫が出勤(?)する日に行くことができるようになったと嬉しそうに話し、観客もバンドのメンバーも大爆笑になりました。佐藤さんが実家で飼っていた赤茶色の猫を想って書いたワルツの♪Red Brown を演奏されました。
▶佐藤さんはエレキベースに持ち替えます。駒野さんがトロンボーンで優しい空気感を作り、石川さんがトランペットで華やかな情感を描きます。平倉さんは一音一音生き生きと音を躍らせ、歌うようにして心地良いフレーズを弾いていきます。佐藤さんのエレベソロでは、柔らかく弦を愛でるように弾き、愛情深い音を響かせます。軽く屈伸しながら弾き勢いを増して激しく歌っていきます。フロント二管が戻り、五人のアンサンブルで華やかに歌い上げていきました。聴いていると幸せな気持ちになる一曲です。
▶雪が降り始めた夜のライブになりましたが、観客の拍手は大きく熱いものでした。ぜひこのメンバーで、佐藤さんのリーダーライブを続けていただければと思います。

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