デイリーレポート

選曲も演奏もジャズ黄金時代を彷彿させるジャズ

▶昨夜は大口純一郎さんのトリオ出演の日で、トリオメンバーはいつもの 大口純一郎(pf) 米木康志(b) 本田珠也(ds) さん。大口さんは東工大ジャズ研出身で、大口さんの良き理解者で長年大口さんを応援されていて3年前に亡くなられた当店の常連さんがいますが、その彼のお兄様のお誘いを受け、日本橋で美味しい和食をごちそうになり、お店に向かいました。
▶どうしたことかこれまでなかったことですが、和食屋さんも12月というのに何故かカウンターに私達2人だけ。今日はヘンな日であと一組しか予約なしです、とお店でも驚いておられました。当店を入ると、こちらもお客さまは4,5人。台湾からいらした方が熱心に聴いているのが目立ったほどでした。なにか大きなイベントがあったのかしら？何もない日ですよねぇ…。
▶米木さんと珠也さんが忙しくてやっとこのメンバーが揃ったので、私はとても楽しみにしてたのに…。演奏は渋いツー好みのジャズサウンドで、選曲も良く、私好みなのでよけいもったいない思いでした。いいジャズが分かる人がだんだん少なくなってきているのかしら、ジャズ黄金時代の担い手だった団塊の世代が少なくなったせいかしら…でも一方で、ジャズを勉強している若者が増えてきています。彼等のためにもジャズの灯はともし続けねば…。
▶1st stage…E.ドルフィー♪The Prophet、T.モンク♪Evidence、T.モンク♪Ruby, my Dear、大口作♪Sopa de Ajo (にんにくのスープ)。
▶2nd stage…D.エリントン♪Istahan、B.エバンス♪Time Remembered、D.エリントン♪Wig Wise、V.ヤング♪Stella by Starlight、ランディ・ウェストン♪Hi-Fly。ジャズ黄金時代には、ジャズ喫茶でよく聴かれた曲ばかりですね。