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デイリーレポート

新進気鋭の若い感性が眩しいステージ

新進気鋭の若い感性が眩しいステージ

Kyoko

2019年07月20日 土曜日

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▶相変わらずぐずついた天気が続いている中、週末金曜は国立音大出身の若者グループ《 「Löwe」(レーベ) 芹澤朋クィンテット》メンバー 芹澤朋(ts) 佐藤敬幸(as) 加藤友彦(pf) 佐藤潤一(b) 北井誉人(ds) さん。私は朋さんが学生の頃からそのテナーの綺麗な音色に注目していました。北海道出身で小学校4年のときから地元のバンドでテナーサックスをを吹いておられたようですから、楽器の鳴らし方を身体が身につけたのですね。そんな根っからのジャズ好きの彼女が結成したユニット「Löwe」。ドイツ語でライオンだそうです。「cat」はジャズ発祥の地ニューオーリンズでは優秀なジャズ・ミュージシャンを意味しますから、いずれライオンのように…という思いを込めたのだと思います。昨夜はスタンダード曲とメンバーのオリジナル曲を演奏しました。若い素直な感性がそのまま表れていて、とても気持ちのいいステージでした。
▶1st stage…佐藤敬幸作♪Shaw’s Tune、ジム・ホール♪Slum、スタンダード曲バラード♪Spring Can Really Hang You Up、加藤友彦作♪Fuzzy Navel、♪Tume#2。
▶2nd stage……佐藤敬幸作♪Ox Tongue…牛タンを食べているときに曲ができたそうです。チャーリー・ミンガス♪Duke Ellington’s Sound of Love、芹澤朋作♪Cat Holiday…朋さんは猫が大好きで彼女の休日のイメージだそうです。加藤友彦作♪Waltz for Mandarin……大好きなみかんと同じくらいこのバンドが好きという彼の作品。♪サックス奏者ジョシュア・レッドマンの♪Round Reuben、イタリアのジャズ・ユニット ハイ・ファイヴの♪Spirito Libero (自由な精神)、アンコールはソニー・ロリンズ♪Tenor Madness。
▶多くの若者で埋まった客席に、このあい当店で、2テナーフロントで抜擢され出演された岡崎正則さんが「彼女がどんなコンボ・サウンドを追求しているか聴きたかった」といらして熱心に聴いておられました。終演後も皆で奏法や演奏について音楽談義に花が咲いていました。このまま大きく羽ばたいてほしい若者たちで、私には若さが眩しい店内でした。

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