【今年も暮れはサードプレイスで】
今年一年頑張ったご褒美に
仕事と娯楽ライフの締めに
いいライブジャズと美味い酒
慌ただしい師走の居場所はここ!!
来春1月スケジュール更新他ご案内
(2024年12月1日付 Dec.1st.)

デイリーレポート

また一人将来大いに期待される新人ドラマー当店デビュー

また一人将来大いに期待される新人ドラマー当店デビュー

Kyoko

2019年04月28日 日曜日

0 コメント

▶平成も押し迫ってきて、いよいよGW10連休が始まりました。そんな土曜日の 伊藤君子(vo) さんのステージ。バッキングは 片倉真由子(pf) 坂井紅介(b) さん、そして 中西和音(ds) さんの当店デビュー、というトリオ。和音さんのお父様はいわゆるコアなジャズ・ファンで、和音さんが小学生の時から時々一緒にいらして、いつもドラムのそばに座って真剣に見聴きしていたのをよく覚えています。その頃から、ペコちゃんの旦那様である 海老澤一博(ds) さんに師事して勉強し、昨年には SEIKO Summer Jazz Camp で最も成長が著しいプレイヤーのひとりに選ばれています。
▶和音さんのドラムはピアニッシモからフォルテまでタッチが綺麗で、素直なリズムでよくスウィング。ペコちゃんも真由子さんも紅介さんも、ハッピーな感じでニコニコして演奏されていました。中西家ではお祖父様もお祖母様も家族総出で応援にいらして、お孫さんの立派なデビュー姿に目を細めておられました。お父様の中西さんは塾の先生をなさっていてジャズと音楽にとても詳しく、文章力があって時々当店のことなどもSNSで公開されています。昨夜のレポートも、お父様にお願いしましたので演奏曲名も併せてそのまま引用・掲載させていただきます。以下、中西さんのレポートです。丁寧で詳しいレポート、ありがとうございます。中西さん、またよろしくお願いします。
———-
▶1st stage…♪You’ve Got A Friend、♪Angel Eyes、♪My Favorite Things<私の好ぎなもの>津軽弁ver.+小曽根真さんアレンジver.、♪I Got It Bad (And That Ain’t Good)、♪Who Can I Turn To? <誰サ たもずがれば良だきゃ?>、Love Is A Many Splendored Thing(キャバレーサウンドで)、♪Why? (The King of Love is Dead)、♪No More Blues。
▶2nd stage…♪A Look of Love(ボサノヴァで)、♪Isn’t It Romantic (古いヴァージョンで)、♪Bridges、♪Cry Me A River、♪I Cry for You、♪Save The Last Dance For Me(津軽弁ver.+紅介さん津軽三味線風ソロ)、♪愛燦燦。アンコールは♪What A Wonderful World(津軽弁ver.)
▶大型連休の初日、南青山BODY&SOULで毎月恒例の伊藤君子さんのライブが行われました。バッキングはピアノに片倉真由子さん、ベースに坂井紅介さんという、ペコさんと気心が知れた才気溢れるすばらしいミュージシャンたち。そこに、まったく新人の中西和音がドラムで加わるのですから、親戚縁者ならずとも不安になるのは当然のことです。
▶9歳から海老澤一博さんのもとでドラムを習い、練習初日からペコさんにも見守っていただいてきた和音ですが、バンドメンバーとしてセッションに加わるのはもちろんはじめて。しかもジャズの聖地BODY&SOULのなのです。ほんとうにありがたい話である一方で、ミュージシャンとしての重圧は並大抵のものではなかったかと思います。前日突然彼が不安で涙ぐんだのには驚きましたが、私にはむしろそれが当然のことのようにも思えました。
▶この日のセットリストは上に記したとおりですが、アップテンポな曲とバラード・ブルースとが交互に置かれ、ペコさんの豊かな津軽弁と美しい英語が交錯する歌によって、すばらしい音楽経験へと導かれたのです。片倉真由子さんのリリカルなピアノの歌わせ方、坂井紅介さんの時に津軽三味線に変身するベースの演奏はさすがというほかなく、あふれる音楽的才能の交信する現場を、この夜も目の当たりにしました。ジャズならではの織物のようなテクスチャを、手触りで感じ取ることができたように思います。
▶中西和音ですが、音の繊細なコントロールが出来ていて、セッションドラマーとして成長してきていることを実感しました。これは海老澤先生の厳しくも愛情豊かなコーチの賜物だと思います。またすばらしいミュージシャンたちと一緒に音楽をやることで、はじめてミュージシャンは育つのだということを実感しました。前日涙ぐんでいたわりには、きっと本番は恐ろしく楽しかっただろうと思います。うらやましい限りです。ソロなど課題は山積ですが、このすばらしい経験を糧に、今後成長していってほしいと念願しています。しかしあとは本人の問題ですね。
▶私はといえば、緊張で何を食べ飲んだかをほとんどおぼえていませんが、豊かな音楽経験だけは残り、ほんとうに幸せな時間を過ごさせていただきました。もう思い残すことはありません。今回、和音と私どもにすばらしいチャンスをくださいました伊藤君子さん、BODY&SOULの関京子ママ、そしてこれまでご指導いただいた敬愛する海老澤一博さん、片倉真由子さん、坂井紅介さんに、心から感謝の言葉を。ほんとうにありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。お客様にも心からの感謝を!
▶息子のライブレポートを書く気などまったくありませんでしたが、帰り際に「中西さんレポート書いてくださいよ。私は短く書くから…」との京子ママの厳命があり、恥を忍んで急ぎレポートをまとめました。どうぞお許しください。

19042705190427061904270719042701019042702190427081904270119042703190427012190427014

Comments are closed.