デイリーレポート
素晴らしい音の会話を楽しんだクリエイティブな演奏
▶素晴らしい「音の会話」でした。本当はこのメンバーで隔月くらいにやりたいトリオメンバー《須川崇志リーダートリオ》の須川崇志(b) 林正樹(pf) 石若駿(ds) さん。半年に1度くらいしかスケジュールが取れなくて、昨夜は当店3,4回目かしら。音楽に対する真摯な気持ちで臨んでいるクリエイティブな三人の音の会話は、自由で、とても新鮮なサウンドです。須川さんはチェロも弾きますが、昨夜はベースで良い音を響かせていました。林さんの多方面で活躍している豊かな才能を実力発揮、石若さんも作曲もする才能あるドラマーで楽器の音色も綺麗で無理がなく、音楽が素直に心に届いてきました。
▶1st.stage… ♪Social Unconscious (社会的無意識)、♪Beauty and the Beast …ディズニー映画「美女と野獣」より、ドラムスがシンバルをブラシで叩きながら始まった須川作♪Outgrowing、林作♪Value (価値)、アップテンポにスタンダード曲♪I’ll Remember April。
▶2nd.stage…スタンダード曲♪All The Things You Are、石若さんが今朝作曲した曲で前夜出演されたテナーの吉本さんと飲んでできた曲だそうです♪YOSHI、須川作黒沢映画を見て書いた曲♪十六夜…ベースはアルコで弾かれましたが黒沢作品の何の映画かしら…。♪水の妖精…須川さんがソロピアノ用に作曲した曲ですが昨夜のためにトリオ用に書き直したそうです綺麗なバラードでした。ベースとドラムで始まった♪曲名を聞き逃しましたがバド・パウエルの曲、アンコールは♪黒いオルフェで終わりました。
▶とても聴きごたえのあるトリオでした。次回このトリオは秋、10/16(火)です。須川さんはミロスラフ・ビトウス(マイルス・デイヴィスのバンドにも参加したことがある)の使っていたベースを、なんとプラハまで買いにいらしたお客さまが「ぜひ須川さんに弾いてほしい」とお持ちになるご相談がまとまってそれを弾かれるそうです。聴き逃がせませんね。
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