デイリーレポート
大雨の中 音楽性創造性に富んだ演奏
▶10月も終わるというのにまた日曜日の台風襲来。大雨になってしまった《ライアン・ケバリー&カタルシス トロンボーン・トリオ》の【BODY&SOUL Special】。クリエイティビティーに富んだ珍しい編成です。ライアン・ケバリー(tb) さんは当店初出演、カミラ・メザ(vo,g) さんとホルヘ・ローダー(b)さんは2回目の当店出演でした。
▶歩くのも大変なくらいの大雨の中、熱烈なファンがいらしてくださって、お店はちょうどいい感じに埋まりました。演奏はほとんどがオリジナル曲でしたが、カミラさんとホルヘさんが歌を歌ったりコーラスしたり、ライアンさんが小さなキーボードを持ってきて弾いたりして、楽しめるステージでした。
▶1st.stage…ライアン作♪Big Kick Blues、ホルヘ作♪Peering、ライアン作♪Anicent Theory、♪Zanba de Lozano、♪Alone Together、♪Become the Water。
▶2nd.stage…カミラ作♪Paravolar、ウェザー・リポートのジャコ・バストリアスの曲♪Teen Town。ライアンさんキーボード弾きベースはアルコでカミラさんが歌ったボブ・ディランの♪The Times They Are A Changin’、クリフォード・ブラウンの♪Daahoud、♪曲名を忘れましたが…ベースソロでカーティス・フラーの曲から始まってギターとトロンボーンがハーモニーを付けてとても素敵でした。♪Afro Lado de I Rio、アンコールはアート・ファーマーの♪Blueport。で終わりました。
▶演奏が終わると、外の雨は止んでいました。三人は今朝早くNYに帰る機中の人となりました。生存競争の激しいNYでは、オリジナリティーが尊重されます。こういうサウンドも認められているのだと思いました。いらしていた ユキ・アリマサ(pf) さんがライアンさんの持参した小さなキーボードを見て「旅に行く時に持っていくのにちょうどいいな、欲しいな」とおっしゃっていましたよ。
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