デイリーレポート
三管を吹き替えて猛暑に立ち向かう熱い演奏
▶昨夜の 近藤和彦(as,ss,fl) サイモン・コスグローブ(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんの《近藤和彦クァルテット》は、この暑さを吹き飛ばすような夏がテーマの曲をオリジナル曲と共に演奏されました。近藤さんは、アルト・サックスのほかソプラノ、バスフルートと三本の管楽器を吹き替え多彩なサウンドを演出されました。実はバリトン・サックスも吹けるようですが、一体いつマスターしたのでしょう…近藤さんは向上心が大変強い方で、毎回ご自分のいろんな可能性にトライしているのがよく分かるステージです。このバンドの時は特に、前もっていろいろ準備をされてるようで、私が毎日メモを取っている曲名も、きちんと書いて下さいました。近藤さんありがとう。
▶1st.stage…近藤作♪Not By Guts Alone (以前はもっと長い曲名でした)、バーニス・ペトキア♪Close Your Eyes…私の好きな曲です。H.シルバー♪Summer in Central Park…近藤さんソプラノサックス。夏の定番スタンダード曲♪Estate(イタリア語「夏」)…近藤さん、この定番曲を何で演奏しようか迷って自宅で試してみてバスフルートがこの曲に合うと思ったようです。近藤さんのバスフルートは初めて聴きましたが、いい感じでした。近藤作♪Estrella Fugaz (スペイン語で流れ星)…アルトサックスを吹きました、長いドラムソロ入りでした。
▶2nd.stage…J.コルトレーン♪Wise One…久しぶりに聴いて私は若い頃を思い出しました。近藤作本来のアルトで♪University Place 11th st.…昔あったNYのジャズクラブ「ブラドリー」住所、私もNYに行った時はよく行きましたが、ミュージシャンのたまり場のような小さないいお店でした。♪Summer Night…ソプラノサックスで。吹きました。ミシェル・ルグラン♪The Summer Knows…イントロはピアノとアルトで出ました。’90年代の青春時代を思って書いたという近藤作♪Block by Block、アンコールは♪What Is This Called Love で終わりました。次回はちょっと間が開いて、この暮れ12月13日です。年末のお忙しい中、いいジャズを聴いて疲れを癒やしに、ぜひ、お忘れなく。
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