デイリーレポート
珍しい選曲で観てよし聴いてよしの上品なトリオサウンド
▶加納奈実(as,ss) 田中菜緒子(pf) 須川崇志(b,cello) さんのトリオを《ビューティフル トリオ》と勝手に名付けたのは私です。決してご本人たちが自ら名乗っているわけではありません。ご本人たちはそんな厚顔ではなく、ほんとに控え目で清楚、とても照れています。そんな二人が須川さんがチェロで入ってほしい曲も考えて選曲し、普段あまり他の演奏家も演奏しないような曲も選んでこのユニットのレパートリーにされ、上品で上質なトリオサウンドとして完成された演奏でした。
▶1st.stage…亡くなった10弦ギターを弾いた人の曲♪Loro、レニー・トリスターノ♪317 East 32nd Street、チェロをフィーチャーしてアレンジした♪Tea For Two…素敵な音色でした。ベーシスト チャーリー・ヘイデンが演奏しているのを聴いてこのトリオで演奏したくなったと♪En La Orilla del Mundo、♪世界の果てまで (At The Edge of The World)…ソプラノサックス、チェロ、ピアノで演奏したとてもきれいな曲、ラウル・パスカール♪Aquela Coisa。
▶2nd.stage…G.ガーシュイン作♪But Not For Me、シルビアン・リュック♪AMESKERI…加納さんソプラノ・サックスで。Cミンガス作♪Remember Rockefeller at Attica、田中さんアルバム発売になった時の気持ちを込めて作曲されたというをチェロをフィーチャーして♪Appreciation (感謝)、C.コリア♪Armand’s Rumba、アンコールは♪Damn That’s Dream。観てよし聴いてよしのビューティフル・トリオでした。
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