【The Final Groove】
52年目のセッションは
いよいよ最終楽章へ
9月後半のスケジュール公開
(2026年8月15日付 Aug 15th)

デイリーレポート

ユニット名通りはじけた種子はいま大きく成長して大木になり天を目指します

ユニット名通りはじけた種子はいま大きく成長して大木になり天を目指します

Kyoko

2026年09月09日 水曜日

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9/8(火)は《Banksia Trio》メンバー 須川崇志(b) 林正樹(pf) 石若駿(ds) さん

▶昨夜の《Banksia Trio》このユニットはかつて私が、さすがチェリスストのベースはとても素敵な音色だと感心し、ぜひご自分のバンドを作ってねと話したことがあり、その時浮かんだメンバーがこのお二人、林正樹(pf)と石若駿(ds)さんだったそうです。ライブ活動をはじめると忙しくなり、評判になり人気も出てレコーディングするまでになったようです。

▶三人ともがとても忙しい売れっ子で揃うのが難しい中、昨夜ようやく聴くことが出来ました。その時から何年経ったかしら。色んなスケジュールを調整されワンセットだけの特別ステージになりましたが、スケジュール公開するとすぐ満席になり、私も忙しかったのですが、聴くことが出来て嬉しかったです。お客さまも、音が出ると一音も聴き逃がさない感じで皆さん集中して、素晴らしい雰囲気の店内でした。TOKU さんもいらして熱心にお聴きでした。
▶ステージはワンセットのみ/須川崇志作♪All Living Things (あらゆる生命)/須川作♪The Bounce (跳ねる/躍動)/アルバムのタイトルチューン須川作♪Great Noon (哲学者ニーチェの言葉に由来する大いなる正午)/ミュージカル 「南太平洋」 よりリチャード・ロジャースのバラード♪This Nearly Was Mine/スタンダード曲ハロルド・アーレン♪Last Night When We Were Young (昨夜 私たちが若かった頃=青春の儚さ)/新作アルバム「The Great Noon」 収録曲 須川作♪Blues for Dino/同トリオのアルバム「Time Remembered」 収録曲 林正樹作♪Nigella (繊細な葉と青系の花をつける植物ニゲラ=英名 Love-in-a-mist 霧の中の恋)/須川作♪Dance of Rhizobium (マメ科植物の根に共生する根粒菌の踊り)/アルバム 「The Great Noon」 より須川作♪Elephant Knows /「社歌」♪Body And Soul/アンコール曲はアイルランド民謡♪庭の千草 (=The Last Rose of Summer) 余韻を残して終演でした。=======【倉田レポート】=======
昨夜も素晴らしい演奏を聴かせていただきました。本当に感動してしまい、レポートが大変長くなってしまいました。適宜、削除していただたら幸いです。
▶メンバーの皆さんが多忙のため、BODY&SOUL での演奏は 2022年3月以来で、この夜は21時スタートの1ステージのみという特別なプログラムでした。アルバム 「The Great Noon」 収録曲を中心に、スタンダード曲とオリジナル曲を演奏されました。
▶定刻となり、Kyokoママが開演を告げ、メンバーがステージへ登場します。須川さんの掛け声で一斉に♪All Living Things の演奏が始まり、初めから力の入った音を響かせます。林さんのピアノが前に出てくっきりとした音で生き生きと弾いていき、勢いを増し速度を上げていきます。華やかな音で弾き進むと、須川さんのベース石若さんのドラムスが呼応し大きく叩きます。演奏が柔らかくなったかと思うと、再び走り始め、大きな抑揚で演奏が進みました。
▶三者三様に疾走していく♪The Bounce、一転して神秘的な音を散りばめ、哲学的な「最高潮の瞬間」を描く♪Great Noon、スタンダード曲♪This Nearly Was Mine まで4曲を一気に演奏します。
▶須川さんは音を楽しむようにベースを弾き、林さんや石若さんの音を聴いては心から嬉しそうな表情を浮かべます。サイドメンとしてバンドに参加されているときとは全く異なる微笑みから、これこそがやりたい音楽という想いが伝わって来ます。林さんは歌うようにしてピアノを弾き可憐な音から豪快な音まで幅広い音を奏で、石若さんは様々な鳴り物、仏具なども使い、スティック ブラシ マレット で繊細さを極める音を次々と生み出します。
▶須川さんがご挨拶とメンバー紹介をされました。今日は湿度も高いがそれを上回る高い熱気で演奏します、と話します。続いてのスタンダード曲♪Last Night When We Were Young でも、須川さんはダイナミックな緩急で勢いよく弾いては滑らかに弾き、一音をくっきりと響かせ、さらに凄い力感を放ってベースソロを弾いていきます。情熱の塊のような演奏はリーダーライブなればこそ、Banksia トリオでの演奏なればこそ、と感じます。
▶♪Blues for Dino は石若さんのドラムソロから始まります。ドラム シンバルを叩き、両手でドラムを連打してそのまま速度を上げ勢いを増し、少しずつシンバルの音を織り込み豪快なドラムソロを披露します。林さんのピアノが前に出て、須川さんのベース石若さんのドラムスが高速なリズムを刻みます。そのまま三人とも凄い勢いで爆走し、爆音を放ちます。その爆走の中、須川さんが本当に嬉しそうな表情を浮かべます。演奏が終わると須川さんはふうーっと一息ついて、曲のタイトル♪Blues for Dino を告げ 「今日の恐竜が最速だった」 と話します。
▶須川さんは 「今日は一曲一曲を嚙みしめている。「Banksiaトリオ」 は9年前に南青山時代の BODY&SOUL で生まれた。Kyokoママがあなたのバンドをやりなさいと言ってくれて、すぐに林さんと石若さんが思い浮かび、初めは 「須川崇志トリオ」 という名前だった。最初のアルバムを作る時にバンド名が必要となったが、♪Banksia という曲を既に書いていた。オーストラリア原産で山火事の後に出て来るようなたくましい花で、バンド名にした。Kyokoママ が常々言っているように、ジャズはジャズクラブで生まれて育って、いろいろなところへ出ていく。BODY&SOUL が無かったらこのバンドは生まれていなかった。ありがとうございます」 と窓側の後ろの席で演奏を聴いていらっしゃったKyokoママへ感謝の気持ちを伝えます。
▶続いて石若さんがマイクを取り 「初めて BODY&SOUL に出演したのは高校生の時だった。正式に出演したのは TOKUさんのバンドだったが、その前に日野皓正さんのバンドの演奏を聴きに来た時に、何故かピアノを弾けと言われて演奏した。今日は BODY&SOUL にお世話になりました、これからもがんばりますという気持ちを込めて演奏しています。ありがとうございます」と Kyokoママにお礼の言葉をおくります。
▶林さんは 「最初に出演したのは25年位前で、パーカッションの横山達治さんのバンドで定期的で出させてもらうようになった。当時は緊張感があり多くのミュージシャンと共演させていただき、自分のプロジェクトでもやらせていただいた。本当に育てていただいた。BODY&SOUL は、日本のジャズシーンを振り返るといつまでも出てくる存在。本当にありがとうございました」 と Kyokoママに一礼をされました。
▶初期の頃によく演奏していたという林さんの♪Nigella、「The Great Noon」 から♪Dance of Rhizobium、♪Elephant Knowsを演奏されました。
▶開演から90分近くが過ぎ、須川さんが 「どこかで区切りを付けないとずっと演奏してしまうので…Kyokoママに感謝の気持ちを込めて、♪Body And Soul 社歌を演奏したいと思います」 と少し寂しそうに話します。
▶精細な音で一斉に演奏が始まります。ピアノの密やかな音、ブラシで触れるシンバルの音、小さくて響きの良いベースの音が響きます。林さんがゆったりと潤いのある音でピアノを弾き、須川さんは祈るようにしてベースを弾いて、石若さんがブラシを回しシンバルの音を散りばめます。林さんが優しくテーマを弾き華やかさを増していくと、ベース ドラムスも呼応します。
▶須川さんのベースソロになり、強い音で滑らかに弾きテーマを弾いて、深みのある情感を込めた演奏になります。くっきりとした一音一音がメッセージに聴こえ全身全霊でもの凄い速弾きを魅せる須川さんの強い想いが伝わって、思わず涙が滲みます。ピアノが前に出てアンサンブルとなり、テーマを弾いて美しい演奏を結びました。
▶アンコールでは、♪The last rose of summer (庭の千草) を演奏し、懐かしさを感じる余韻を残し終演となりました。最後に三人が並ぶとKyokoママが立ち上がって、写真を撮影されていました。それに気が付いた三人が、Kyokoママに大きな笑顔で応えました。
▶須川さんがMCでお話になった通り、Banksiaトリオ (須川崇志リーダートリオ) の初出演は2017年8月8日、BODY&SOUL の43歳のお誕生日でした。当時のKyokoママのデイリーレポートが下記にあり 「センスと発想のユニークな新ユニットができそう」「TOKU さんもいらして聴いて、素晴らしいと褒めていらっしゃいました」 と書かれています。そのTOKUさんが、この日もお越しになり演奏をお聴きになっていらっしゃいました。
BODY&SOUL デイリーレポート (2017年8月8日 Banksiaトリオ初出演)

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