デイリーレポート
とてもよく勉強されていて今後の輝きが大いに期待される新星!!
7/27(月)は《杉林茜リーダークァルテット》杉林茜(pf) レイモンド・マクモーリン(ts) 粟谷巧(b) 山口友郎(ds) さん
▶週明けは今回も茜さんがご自分で選んだメンバーによる《杉林茜リーダークァルテット》でした。杉林茜(pf) レイモンド・マクモーリン(ts) 粟谷巧(b) 山口友郎(ds) さんのワンホーンクァルテットです。彼女は小柄ですが、ジャズに対する思いは深く、とてもよく勉強されているのを感じました。インターナショナルスクールの先生をなさっていて忙しいレイモンドさんは、学校が夏休みになり演奏活動できました。
▶レイちゃんの音色はテナー音色は独特で、粟谷さん山口さんのリズム隊も素晴らしく、お客さまも熱心にお聴きになっておられました。演奏曲は、伝統と現代を行き来する感じの、知的で温かな選曲構成のとても気持ちの良いステージなりました。
▶1st.set…
ホレス・シルヴァーの代表曲♪St. Vitus Dance…アルバム自体が好きという曲/ピアニスト バリー・ハリスのライブ盤 「Live in New York」 に収録された「To Dizzy With Love」へのオマージュ曲 杉林茜作♪To Barry With Love…ライブ盤 「Live in /T.モンク♪Beyond This Place…「モンクは私の一生の先生」 と茜さん/ピアニスト ケニー・バロンの美しいバラード♪Beyond This Place/「難しい曲に挑戦します」とテナー奏者ジョー・ヘンダーソンの♪Inner Urge。
▶2nd.set…
ピアニスト タッド・ダメロン♪Lady Bird/ピアニスト ケニー・バロン♪Lay-EL…エルヴィン・ジョーンズのアルバム 「Elvin」 に書いた曲/サックス奏者ウェイン・ショーター♪Wild Flower/T.モンクのバラード♪Ruby, My Dear/J.コルトレーン♪Mr. P.C…ベーシスト ポール・チェンバースに捧げられたブルース/アンコール曲はスタンダード曲になっている美しいクリスマス・キャロル♪Away in a Manger (飼い葉桶の幼子イエス) でした。
=======【倉田レポート】=======
BODY&SOUL での杉林さんのリーダーライブは、2025/9/21、11/19、2026/2/14、4/15に続いて5回目になりました。この日は別件があり2nd.セットの途中から聴かせていただきました。会場は多くの観客が詰めかけ熱気に満ちています。
▶♪Wild Flower の演奏が一斉に始まります。粟谷さんのベースソロになり、目を閉じて音を味わうように太く強い音で弾いていきます。独特の強さ抑揚で歌うように弾いていきますが、この日はより華やかな音を響かせ熱い演奏になりました。ピアノの後ろに移動していたレイモンドさんがステージ中央に戻りテナーサックスソロで軽やかに粋なフレーズを吹いていきます。勢いを増していくと、山口さんが大きくドラムスを叩いて呼応します。
▶杉林さんのピアノソロになり、綺麗な音を転がすように弾いていきます。下を向きパワフルなタッチでぐんぐん弾き進みます。軽く首を振り強い集中力で力感を増していく演奏に、スタンダード曲を弾くことが大好きな気持ちが溢れるようです。レイモンドさんのテナーが戻りアンサンブルで柔らかく演奏を結びます。
▶♪Ruby, My Dear の演奏になり、杉林さんが重厚な音でしっとりとピアノを弾いていきます。くっきりとした音で華やかに弾いていくと、穏やかなテナー ポツリと弾くベース ブラシを回す音が続きます。レイモンドさんが温かい音色で優しいフレーズを吹き、緩急強弱を多彩に変化させ情感豊かな情景を描きます。
▶杉林さんは鍵盤に視線を下ろし、力強い音で滑らかにピアノソロを弾いていきます。落ち着きを感じさせながらキラキラとした音を放って弾いていくと、レイモンドさんがゆったりとテナーを吹き始めます。粟谷さんの温かいベース山口さんの密やかなブラシの音が並走します。
▶杉林さんがマイクを取り 「今回がBODY&SOULでの最後のリーダーライブ。自分のジャズ人生の中で、BODY&SOULに 出演させていただくことが無ければいろいろことが起きていなかったし、いくら感謝してもしきれない。演奏を聴きに来てくれるお客様、一緒に演奏してくれるミュージシャンがいてくれて、この場ができているのは奇跡が起こっていると感じる」と話し、ここで演奏できる感激と感謝の気持ちをお伝えになりました。
▶2nd.セット最後の曲として、杉林さんは速いスイングで演奏される♪Mr. P.C. を選びました。レイモンドさんが複雑な音を立て続けに吹き、杉林さんの両腕が飛び跳ねるように躍動します。粟谷さんがスリリングなベースソロを弾き、山口さんはパワー全開で、もの凄い迫力のドラムソロを披露します。
▶アンコールでは、伝統的なクリスマスキャロル♪Away In A Manager を演奏して、杉林さんは BODY&SOUL での最後のリーダーライブの幕を降ろしました。
▶終演後、杉林さんは観客と言葉を交わし、記念撮影に応え遅い時間まで賑わいました。Kyokoママにお手紙をお渡しになり、お礼の気持ちをお伝えになっていました。Kyokoママは、スタンダード曲をしっかりと身に着けることの大切さを話し、杉林さんに自分を信じて前に進みなさいと激励の言葉を贈りました。
▶回を重ねてきた杉林さんのリーダーライブをBODY&SOULで聴けなくなるのは、とても残念ですが、今後も益々のご活躍を願っています。






















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