デイリーレポート
聴き応えある見事な秋の名曲集でした
▶近藤さん率いる 近藤和彦(as) クァルテット、サイドメンバーは、サイモン・コスグローブ(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さん。ピアノがサイモンさんになってからもうだいぶ経ちますが、近藤さんの求めているサンドがはっきり分る気がします。サイモンさん自身がプロのサックス奏者ですから、ピアノがどうしたらフロントが気持よくプレイできるかをよく知っているのだと思います。昨夜は、秋の名曲の数々を演奏されましたが、心のしっかり込もった演奏でサウンドも広がりがあり、聴き応えがありました。
▶1st.stage…♪September In The Rain…秋とクァルテットにピッタリの曲ですね。近藤作♪Blues For SALVADOR…サルバドール・ダリに捧げたエキゾチックな曲で私の好きな曲です。近藤さんが愛犬を思って作曲した♪Little Paie Brownie、先日ブルーノート・オーケストラと共演したイヴァン・リンスの曲が気に入ってジャズバラードにアレンジしたという♪Atlantida…近藤さんソプラノサックスで吹きました。ジャズにしたら暗い感じになったと。I.リンスの曲はけだるい感じの曲が多いですね。フランス映画「ロシュフォールの恋人たち」で使われた名曲M.ルグラン♪You Must Believe Spring。
▶2nd.stage…♪Lush Life…コルトレーン&ジョニー・ハートマンでヒットしましたね、近藤さんのも素敵でした。近藤作♪El Cantarro De Malloroo…フラメンコのリズムで手をたたいて始りました、エキゾチックでした。近藤作♪47…あえて通常とは1拍足りないブルース。秋の定番スタンダード曲♪September Song…良い曲ですね。近藤作♪Block By Block、アンコールは♪Autumn In New York…これはほんとに秋の感じがする曲だと思います。
▶見事に全編、秋がテーマで、とても気持の良いライブでした。近藤さんのオリジナル曲は中身が濃いいですね。作曲は大変なことだと思いますが、作曲者の皆さんはいつも頭の中で音が鳴っているのかしら…
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