デイリーレポート
それぞれのオリジナル曲の中ピアノ演奏も披露された心憎い演出ステージ
7/1(水)は《小田桐和寛クァルテット》メンバー 小田桐和寛(ds)曽我部泰紀(as)石川広行(tp)中林薫平(b) さん
▶お店も閉店まであと3ヶ月になり【3 Months Final Groove】が始まった昨夜は当店でレギュラー出演され主戦場とも言えるドラマー小田桐さん率いる《小田桐和寛クァルテット》メンバーは 小田桐和寛(ds) 石川広行(tp) 中林薫平(b) さんのほか 曽我部泰紀(as) さんが当店初出演でした。珍しくピアノレスのステージでしたが、途中で小田桐さんがピアノ演奏を披露されました。なかなかの腕前です。ドラマーでピアノを人前で弾ける方は珍しいですが、音楽一家に育った彼ならではです。ピアノレス2ホーンで組んだ意味がわかりました。
▶ステージは、メンバーそれぞれの作曲家としての側面を表現するようなオリジナル曲で、どの曲も耳に自然に入ってくる心地いい曲ばかり。最近のジャズ ミュージシャンは優秀ですね。若い皆さんがこれから人生経験を積んでいくと、味が出てますます素晴らしいミュージシャンがジャズ界に増えてきそうですね。
▶1st.set…
アルト奏者ケニー・ギャレット♪Wayne’s Thang…2フロントのバトル/テナー奏者サム・リヴァース♪Cyclic Episode (循環曲)/曽我部泰紀作♪白鷺/石川広行作♪Balance in Cage/小田桐和寛ブルース♪Jerk Blues。
▶2nd.set…
♪Gallery/石川広行作♪Border and Gravity/スタンダード曲ピアニスト スタンリー・カウエルの♪Equipoise/小田桐和寛作♪Nostalgia Day/曽我部泰紀作♪Opus Three (作品3)/アンコール曲は小田桐和寛作♪Do You Like It でした。
=======【倉田レポート】=======
▶ドラマーで作曲家の小田桐和寛さんは、定期的にここでリーダーライブを重なっています。今回は、主にオリジナル曲を中心に演奏されました。
▶メンバーがステージへ登場すると小田桐さんが 「お水をください!!」 と声を上げて、コロコロとドラムスを叩き始めます。スタッフが運んできたお水を一口飲んで改めてドラムスを叩き始め、しばらくドラムスだけの演奏が続きます。少しずつ音が華やかになっていき速度も上がっていきます。緊張感と期待感が高まり観客が高揚していきます。小田桐さんは、ドラムスの演奏だけでずっと聴かせることができる数少ないドラマーのお一人と感じます。
▶小田桐さんが轟音を放ってシンバル ドラムを連打すると、中林さんが軽快にベースを弾き始め、フロントに並び立つ石川さんのトランペット、曽我部さんのテナーサックスも続きます。石川さんのトランペットソロになり、ゆったりと穏やかに吹き始め少しずつ強度を増していき、パワフルな音で吹き進みます。軽く屈伸しながら高らかに吹いていき、複雑な音を高らかに放ちます。
▶曽我部さんのテナーサックスソロになり、軽快に豊かな音色で吹き足踏みをしながらパワーを増していきます。小刻みに上下に動きながら吹き屈伸が大きくなり、勢いよく刺激的な音で吹き進みます。ドラムスとベースも大きな音で並走します。中林さんのベースソロになると、フロントのお二人が座って中林さんを引き立てます。中林さんは響きの良い音で速弾きになり、力感強く弦を弾いていき太く豪快な音を放ちながら弾き進みます。フロントのお二人が立ち上がり、アンサンブルで♪Wayne’s Thang の演奏を結びます。
▶続いて♪Cyclic Episode を演奏し小田桐さんがご挨拶とメンバー紹介をされました。曽我部さんのオリジナル曲♪白鷺 は駅の名前で、曽我部さんが東京から大阪へ戻るとき、白鷺駅を過ぎると帰ってきたなぁと感じるそうで、個人的にノスタルジックになる曲とのことでした。この曲では曽我部さんがテナーソロで、観客に語り掛けるように丹念に吹きメロディアスな演奏を聴かせます。後半には情感を増していき、少し腰を低くして厚みのある音色で吹いていきました。演奏が終わると、小田桐さんが 「エモいですよね」 と観客に話しかけます。
▶石川さんはオリジナル曲♪Balance in Cage では、世の中にはいろいろな主義意見があり、社会を檻と考えその中でバランスを取ることをイメージして作曲したと話します。この曲では石川さんがトランペットソロで、ゆったりと独り言のように吹いていき、小田桐さんがブラシでシンバル ドラムを軽く叩き、中林さんがポツリとベースを弾いて寄り添います。石川さんは徐々に強い音で吹いていき、丹念に演奏しながらも大きな音を響かせ、情緒的な演奏で観客を魅了します。
▶1st.セットの最後は、小田桐さんのオリジナル曲♪Jerk Blues の演奏になりました。テナーソロトランペットソロでは、この曲の特徴的な一節を随所に織り交ぜながら吹いていき、小田桐さんのドラムソロにつなぎます。小田桐さんは軽快に叩いていき、そのサウンドが大きくなり柔らかくなり、独特の抑揚で進みます。額に汗が浮かぶ熱演になりました。アンサンブルでテーマを繰り返し演奏して、鮮やかに演奏を終えました。
▶2nd.セットでも小田桐さん曽我部さん石川さんのオリジナル曲を一曲ずつ演奏されました。♪Equipoise の演奏が終わると小田桐さんが立ちあがり、ピアノの前に座ります。観客が 「おおッツ」 と声を上げ、小田桐さんは 「緊張する!!」 と言いながらゆったりとピアノを弾き始めます。綺麗な音を響かせ弾いていくと、中林さんが響きの良い音でベースを弾きピアノとベースの二重奏で演奏が進みます。
▶フロント二管も続き、石川さんはミュートを付けたトランペットで渋い音を響かせます。石川さんと曽我部さんが交互に吹き少しずつ熱量を増していきます。小田桐さんは静かな表情でピアノを弾き、中林さんも淡々とベースでリズムを刻みます。豊かな情感を描いて静かに聴かせる演奏になり、しっとりと♪Nostalgia Day の演奏を結びました。
▶アンコール曲は、小田桐さんのリーダーライブではお馴染みの♪Do You Like It で、各ソロパートの後小田桐さんが華やかなドラムソロを披露しこの日のライブを締めくくりました。
▶小田桐さんのリーダーライブでは、京子ママの絶大な信頼のもとメンバーの人選も任され、毎回多彩なメンバー特別ゲストが登場して、洗練された激熱のライブステージが繰り広げられました。今回は大好きな♪Nostalgia Day を初めとして♪Jerk Blues、♪Do You Like It という代表曲が演奏され、とても充実したエモいステージを楽しませていただき














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