デイリーレポート
「昭和の日」をテーマに説得力のある歌とトークのNY仲間たちのステージ
4/29(水/祝)はデイタイムライブ《高田恵美 with 井上智グループ》高田恵美(vo) 井上智(g) 中井知恵美(pf) 中村健吾(b) さん
▶昨日は祝日 「昭和の日」 でデイタイムライブ《高田恵美 with 井上智グループ》でした。メンバーは長いことNY在住で活躍されていたシンガー恵美さんと、NY時代のお仲間 井上智(g) 中井知恵美(pf) 中村健吾(b) さんで、中井知恵美さんは当店初登場でラテンピアニストです。現在は恵美さんはじめ皆さん帰国され、活動されていますが、健吾(b) さんは今はNYと東京を行き来して活躍されています。
▶恵美さんは歌詞の意味の深いところまで理解して、自然体で歌われる説得力のあるヴォーカルです。昭和の日ということで、昭和にちなんだ曲を歌われ、バッキングメンバーも恵美さんのトークや歌を楽しみながら演奏されていました。恵美さんは用事があってNYに行ってつい先ごろ帰ってきたばかりで、物価が高くて皆さん生活が大変のようだ、とそのトークで話されていました。
▶演奏曲メモには、その曲に寄せる思いやエピソードが丁寧に書かれていましたが、長くなるので省かせていただきます。でも西暦を使うことが多い私も、曲ができた年やヒット年を和暦で書かれていたので書いてみると、少し身近な感じがします。
▶1st.set…
インストで♪Hocus-Pocus/ピアニスト ジーン・デ・ポール昭和16年作♪I’ll remember April/4月の思い出。恋は終わってしまったけど、あなたと一緒に過ごして幸せだったあの4月を忘れない。過ぎ去った淡い春にまた日々が蘇る。寂しくはないし微笑んでいたい。そのくらい、恋の相手も一緒に過ごした日々もすばらしかった?/ハロルド アーレン昭和8年作♪ Let’s Fall in Love/トミー・ウルフ昭和30年♪Spring can really hang you up the most/F.ハバード昭和37年♪Up Jumped Spring 1962年(昭和37年)/バート・ハワード昭和29年♪ Fly me to the moon 1954年(昭和29年)/同名映画より昭和12年♪Gone with the wind 風と共に去りぬ/セルジオ・メンデス昭和43年の大ヒット曲♪Mas que nada (マシュケ・ナダ)。
▶2nd.set…
インスト演奏でアーヴィング・バーリン昭和11年♪Let’s face the music and dance/同じくアーヴィング・バーリン昭和7年♪How deep is the ocean/チャップリン「モダン・タイムス」 より昭和11年♪Smile/ヴァーノン・デューク昭和7年♪April in Paris 1932年(昭和7年)/ジョー・サンプル昭和49年♪When the world turns blue 1974(昭和49年)/昭和23年♪So in LOVE/昭和27年♪Lullaby of Birdland/アンコール曲は昭和36年♪Sukiyaki (上を向いて歩こう) でした。
=======【倉田レポート】=======
昭和をテーマにスタンダード曲を演奏されました。私は2nd.セットから聴かせていただきました。メンバーがステージへ登場すると高田さんが曲紹介。大好きなソングライターの一人のアーヴィング・バーリンの曲♪Let’s Face The Music And Dance は、昭和11年母の誕生した年の曲、と話し曲に込められたメッセージについても続けます。
▶高田さんの「1,2,3,4…」の掛け声で一斉に演奏が始まります。中井さんの潤いのあるピアノの音色に乗って高田さんが歌います。やや低く幹のしっかりとした歌声で、落ち着いた雰囲気です。右手にハンドマイクを持ち左手は手振りでしっとりと歌っていきます。歌声には少しビブラートがかかっています。中井さんの瑞々しいピアノ中村さんの穏やかなベース井上さんの繊細なギターの音色が寄り添います。
▶井上さんがギターソロで軽やかに弾いていくと独特の抑揚が表れ、歌うようにして弾き進みます。演奏が熱っぽくなり静かに情感を増していきます。中井さんは背をすっと伸ばして端正なタッチでピアノソロを弾いていき、高田さんがふんわりと歌を続けます。素晴らしいメンバーの演奏と高田さんの歌で、上質な雰囲気を醸成します。
▶この後も、昭和に作られたスタンダード曲を歌っていきますが、高田さんは、各曲が作られた時代、背景などのエピソードを聞かせてくれます。
▶♪How Deep Is The Ocean では、高田さんは柔らかく浮遊感のある歌い方を見せ、♪Smile では明るい歌声を響かせます。井上さんがギターソロで残響を楽しく操り、観客を絶妙に盛り上げます。
▶♪April In Paris では中村さんが弾くベースの低いリズムが小気味良く、ソロパートでは綺麗な音を響かせます。強く弦を弾き、速度を上げて刺激的な音を放ちます。♪When The World Turns Blue では高田さんは耳触りの良い声で伸びやかに歌い、井上さん中村さんの個性的なソロ演奏に続き、中井さんがスケール大きくピアノを弾き、華やかに演出します。
▶中井さんによる情熱的なアレンジだという♪So In Love では、勢いよく演奏が始まり、高田さんがドラマティックな歌唱で観客を魅了しアンサンブルで鮮やかに演奏を結びます。♪Lullaby Of Birdland では高田さんが澄んだ声で華やかに歌い、井上さんが軽やかに歌うように弾くギターソロ、中井さんが綺麗な音色を転がすようにして粋なフレーズを弾くピアノソロ、中村さんがアルコ(弓)華麗な音を放ち、速弾きでスリリングなベースソロと続きます。高田さんがスキャットを披露し2nd.セットの演奏を締めくくりました。
▶アンコールでは、観客も一緒に♪Sukiyaki(上を向いて歩こう)を歌い大いに盛り上がり、終演となりました。
▶長くニューヨークで過ごされたというメンバーの皆さんのプロフェッショナルな演奏を楽しませていただきました。高田さんがお話になる演奏曲のエピソードはとてもわかりやすく、スタンダード曲について勉強もさせていただきました。終演後も観客が高田さんやメンバーの皆さんと談笑されたり記念撮影をされたり、にぎやかな時間が続きました。次回のライブも楽しみです。















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