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デイリーレポート

《Jazz & World Music Night》にふさわしい多彩な選曲

《Jazz & World Music Night》にふさわしい多彩な選曲

Kyoko

2020年01月24日 金曜日

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▶スティールパンという楽器の発祥の地は、カリブ海最南端の島国トリニダード・トバゴ。ドラム缶から作られた音階のある打楽器で、スティール・ドラムとも言われます。ここで楽器を製造している本家に生まれ、楽器を宣伝するために世界中を旅しているうち日本が気に入って、今は日本を拠点に活動されているのがトニー・グッピーさん。数年前から最初は当店に年に何回か出演されていました。昨夜のメンバーはそんなトニー・グッピー (steelpan) さんと、三好功郎(g) 戸谷仁一(b) 藤井伸昭(ds) さんのクァルテットで、当店では初顔合わせでしたが、そこは皆さんジャズ・ミュージシャンです。少しのリハーサルで皆さん理解して、いい演奏になりました。
▶当店初出演だったベーシスト戸谷さんは早大ジャズ研出身で、前日に「お世話になります」と挨拶にいらしたりしてとても律儀な好青年だと思っていました。そうしたら昨夜は、彼の恋人のご両親がいらしてステージに注目されていました。娘の結婚相手として、ご心配なのでしょうね。お帰りになった後「どうだったの」と伺うと「ご両親は良い感触でした」と。うまくいくと良いですね。
▶当店の常連さんご夫妻の奥様が、この楽器の綺麗な音色が気に入って、少し小型のスティールパンを買ってご自宅で練習されています。自宅で音を出してもうるさくないので気を使わないで練習できていいそうです。昨夜の演奏曲はジャズ・スタンダード曲のほか、リンゴ追分をアレンジしたものやベサメムーチョなど、皆さんがよくご存じの曲を演奏。最後はモンクの曲でジャジーに終わりました。寒い雨の日でしたので、楽器の搬入・出が大変で客席が寂しいと申し訳ないのですが、当店の常連さんとこのバンドのファンでそこそこ埋まりホッと胸をなでおろしました。
▶1st stage…ケニー・ギャレットの♪Sing A Song of Song、♪Today For Today、セルジオ・メンデス♪Groovy Samba、美空ひばりの♪リンゴ追分、B.マルサリス♪Mo’ Better Blues。
▶2nd stage…キューバの曲♪Drame Alegria、リー・モーガン♪Speedball、英国民謡♪Danny Boy、♪Swing Gitan Swing Bitar、TOTOの♪Georgy Porgy、♪Bésame Mucho(ベサメ・ムーチョ)、アンコールはT.モンク♪Straight No Chaser。《Jazz & World Music Night》にふさわしいジャンルを超えた演奏曲でした。

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