デイリーレポート
選曲にも曲想にも男のロマンを感じるステージ
▶昨日土曜日は、この春中学生になった孫のレイくんのピアノ発表会でした。昨年は中学受験の塾とサッカーで忙しく発表会には出られませんでしたから、私にとっては久しぶりの世田谷区民ホール。3歳からはじめてちょうど10年目になるかしら、週イチのレッスンだけは休まず続けていました。まだ彼の夢「ピアノが弾けるサッカー選手」は継続中です。
▶ピアノ教室も生徒さんが増えて、世田谷区民ホールで2日間。レイくんの演奏曲は、モーツアルトのピアノソナタ18番ニ長調 K576 第1楽章。ミスのごまかし方も上達したようで気づかせることなく(これまでは自分の弾ける技術を聴かせる感じでしたが)今回はとても音楽性豊かに弾けていました。2歳半の頃お稽古に行ったときは、太鼓を叩いていてピアノを弾こうとしなかったのですが、先生が無理やり弾かせなかったのが良かったようです。発表会で皆が弾くのを見て俄然やる気になり練習もするようになったのです。習い事は、好きになるか嫌いになるか先生次第ですね。
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▶一緒に夕食を済ませてからお店に出ると《嶋津健一トリオ》嶋津健一(pf) 加藤真一(b) 今村健太郎(ds) さんの 2nd セットでした。嶋津さんはNYから帰国後は、独自のメソッドによるわかりやすいジャズピアノのレッスン教師としてスタジオも持って活動されていて、他ではあまりライブをされません。レイくんの演奏を思い出しながら、嶋津先生に習う人はきっとピアノが大好きになるに違いない、と思いながら聴いていました。嶋津さんは理工系の人ですがとてもロマンティックな方で、ピアノにも選曲にも男のロマンを感じて、私は好きです。
▶1st stage…G.ガーシュイン♪もうじきニューヨーク行きの船が出るぜ…「ボーギーとベス」より、ミュージカルで活躍したリチャード・ロジャース♪It Never Entered My Mind、嶋津作♪Suite (組曲) NO.1 Sketch From Porte De Clignancourt、嶋津作♪雫もよう、スタンダード曲♪Estate、嶋津作♪Oldtimer’s Rag、A.Cジョビン♪薔薇に降る雨。
▶2nd stage…ロシア民謡より♪Dark Eyes、N.キングコールのヒット曲♪That Sunday That Summer、嶋津作♪意志、嶋津作♪ノクターン (夜想曲)、嶋津作♪鶴の舞、嶋津作♪夢想曲 (トロイメライ)、アンコールは♪Blues For Little J 。選曲もオリジナル曲の曲名もユニークですね。
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