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デイリーレポート

多彩豊富な選曲で表情豊かに熱唱やっぱり本物は違う・いい!

多彩豊富な選曲で表情豊かに熱唱やっぱり本物は違う・いい!

Kyoko

2019年07月05日 金曜日

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▶昨夜は石井彰さんがシンガポールから招請したヴォーカリスト、ラニ・シンガム(vo) さんのステージでした。バッキングメンバーは石井彰(pf) 須川崇志(b) ジーン・ジャクソン(ds) さん。ご出演のメンバー皆さんが素晴らしいシンガーだ、と褒めておられたので私も楽しみにしていましたが、三人が褒めるだけのことはありました!映画音楽からスタンダード曲まで、温かくいい声で丁寧に表情豊かに歌い、お人柄がにじみ出ている素晴らしいボーカルを堪能しました。でもお客さまが少なく、複雑な気持ちになりました。
▶最近の若いジャズファンは、自分の知らない人・マスメディアに乗らない人は、まず聴きに来なくなっています。これもネット文化の影響でしょうか。リーマンショック(もう10年経ちますが)以前は、今よりジャズライブが聴けるお店が少ないこと以上に、ホームページがちゃんとあるお店も当店以外まだほとんどなく、当店にも「いいジャズが聴けそうだ」とやってきてくれました。でも、その後ネット社会が進んで、今は当店に限らず「知らない出演者は予約しない・予約してないから行かない」という文化が定着し、出演者に馴染みがないとスルーされてしまうようです。ライブを聴けるお店自体も増え、素人に毛の生えたような「ジャズ・シンガー」が出てそこそこ満員だったり…ちょっと情けない思いです。
▶ラニさんは、シンガポールではスター級の№1シンガーというだけあって、英語もネイティブで、紛れもないホンモノです。耳の肥えた私も充分堪能させてもらいました。寂しい店内に私は、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。そうそう、サービスでしょうか日本語で綺麗に歌ってくださった「蘇州夜曲」も印象に残りました。また来日することがあれば、ぜひ聴きたいと思うシンガーでした。
▶1st stage…G.ガーシュイン♪S’wonderful、映画「チャーリーとチョコレート工場」から♪Pure Imagination、シンガポールで活躍するジャズピアニスト Kerong Chok 曲 (ゴメンナサイ読み方がわかりません) ラニさんの詞♪Contentment。H.マンシーニ♪Two For The Road、♪Perhaps, Perhaps, Perhaps、Kerong Chok作♪Frailty、アーヴィング・バーリン♪Change Partners、S.ワンダー♪Knocks Me Off My Feet、スタンダード曲♪My Romance。
▶2nd stage…Kerong Chok作♪Happily Ever After、♪蘇州夜曲、スタンダード曲♪You Go To My Head、Kerong Chok作♪My Muse、G.ガーシュイン♪Little Jazz Bird、映画「カラミティ・ジェーン」より♪Seacret Love、レナード・バーンスタイン作ミュージカル「On the Town」から♪Some Other Time、♪Summertime でした。本当に幅広く多彩な選曲もさすがでした。

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