【今年も暮れはサードプレイスで】
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デイリーレポート

端正でクールなエバンス・テーストのサウンド

端正でクールなエバンス・テーストのサウンド

Kyoko

2018年07月24日 火曜日

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▶暑さの中のクールなピアノトリオ、そんな感じの《田窪寛之トリオ》で楽しみました。田窪寛之(pf) 安田幸司(b) 長谷川ガク(ds) さんという若いメンバーです。いまこのメンバーで2枚目のアルバムを制作中で、この暮れにはリリースできるそうで「発売記念を当店でやりましょう」と言うと張り切っていました。蒸し暑い夜でピアノの鳴りを心配ましたが、田窪さんのピアノは上品で、タッチと響きが綺麗で、爽やかでした。
▶1st.stage…B.エバンスのレパートリーで有名な♪Elsa、田窪作♪Amembow…アメンボウが水面に残す波紋をイメージした曲。B.エバンスの十八番♪Waltz For Debby…綺麗でした。J.コルトレーンで有名な♪It’s Easy To Remember、田窪作♪Appassionata…イタリア語で「熱情」ベートーヴェン作曲のピアノ・ソナタ第23番ヘ短調。彼のクラシックのバックグランドが活きていました。
▶2nd.stage…B.エバンスのレパートリー♪How My Heart Sings、田窪作♪Radiance…「輝き」の意味でエバンスのイメージで作曲された曲。 ジョージ・シャーリングの♪Conception…古い曲にモダンなアレンジでした。私の好きなB.ストレイホーンの♪Chelsea Bridge…とても綺麗でした。C.ポーターの♪Just One of Those Things…をアップテンポで。アンコールはB.エバンスの♪Very Early。
▶クラシック勉強中にビル・エヴァンスを聴いてジャズピアノを目指した、と言うだけあって、エバンスのような、というか「室内楽」を聴くようなとても聴きやすいピアノトリオです。暮れのリリースライブ、楽しみですね。

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