デイリーレポート
エラの生誕100年の日にふさわしいスタンダード曲の熱唱
▶実は昨日4月25日は、偉大な歌手エラ・フィッツジェラルドの生誕100年でした。私は気づかずにいたのですが、昨夜の 情家みえ(vo) さんのステージで知ることが出来ました。エラは、私が BODY&SOUL を百人町で始めた頃、ジャズ興行界の伝説的プロデューサー、ノーマン・グランツが最晩年の仕事としてパブロ・レコードレーベルを立ち上げた際に、ビッグネームたちの中で一番力を入れたシンガーで、思い出深い名盤もあります。13回のグラミー賞に輝く、多分20世紀のトップ・ジャズシンガーで、多くのスタンダード曲を歌っていて、本当によくスウィングするジャズの原点のような歌唱力だと思います。
▶話がそれましたが…みえさんと リン・ヘイテツ(pf) 吉田豊(b) さんのドラムレス・トリオ。声質が良く素直な歌ですから、聴いていてとても心地がいい。追っかけファンがつくのもわかります。昨夜も、アメリカから一時帰国しているお客さまが「英語がよくわかるけどアメリカで勉強したのか」とおっしゃっいましたが…四国から上京して英語とは縁がなかった彼女のことを思うと、努力が実る見本のような女性だと思いました。唄うことが心から好きで歌っていることが、いつもステージに感じられます。しっかりした先生(ペコちゃん)についたのも良かったですね。それに何より、みえさんは素直なキャラで皆んなに可愛がられています。輝きはじめた みえさん、私もとても嬉しいです。
▶1st.stage…ピアノとベースのデュオ演奏で♪ Darn that Dream。みえさん黒のシースルーの大人っぽい衣装で登場しスタンダード曲を熱唱♪Cheek To Cheek、♪It Might As Well Be Spring、♪You Don’t Know Me、♪Lover Come Back To Me、♪Beautiful Love、♪Save The Last Dance For Me、♪I’m A fool To Want You、♪All Most Like Being In Love。
▶2nd.stage…インスト演奏で♪Old Folks。みえさんが入って♪Somewhere、♪No More Blues、♪Peel Me A Grape、P.サイモンの♪Still Crazy After All These Years、♪It Don’t Mean a Thing (スウィングしなけりゃ 意味ないね)、♪Candy、♪All Right Okay You Win、アンコールはお客さまに何が良いですか?とリクエストを聞いて譜面を用意してからA.C.ジョビン♪Someone To Light Up My Fire でした。たっぷりとスタンダード曲を聴かせていただきました。
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