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デイリーレポート

めったに聴けない上村さんの内に秘めた音楽世界

めったに聴けない上村さんの内に秘めた音楽世界

Kyoko

2017年01月19日 木曜日

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▶作年の暮れに発売された上村信さんの2枚目のアルバム「Carving The Air」の発売記念ライブでした。彼は多くのバンドのレギュラー・ベーシストを努めていて、普段はスタンダード・ナンバーやユニットのオリジナル曲をサポートしています。最初の自分のリーダーアルバムをリリースする時に自分の曲も入れてみたくなって作曲を始めたら、結構出来たのでこの2枚目のアルバムは、全曲が自分のオリジナル曲を入れて自分の音楽世界を表現。昨夜はそのレコーディング・メンバーが集まってお披露目でした。
▶メンバーはサイモン・コスグローブ(pf) 緑川英徳(as) 高橋徹(ds) 上村信(b) さんで、普段は無口な上村さんがMCをされましたが、寡黙な人柄が表れた大変に真面目なお話をしながらのステージでした。
▶1st stage…4ビートの心地よい曲♪Buhl から始まりました。♪Time、スタンダード曲32小節で出来ているので自分も作ってみましたと♪Little Signs of Spring(春の気配)…綺麗で素敵な曲でした。上村さんの出身地をバラードで表現♪MA-E-BA-SHI、♪Rain Drops。
▶♪2nd stage…♪Giving、♪For Charlie…上村さんが影響を受けたというチャーリー・ヘイデンに捧げた曲。アルバムのタイトル曲♪Carving The Air…空気を削りだす、という意味ですが、ベースは1音1音を出してハーモニーを創り出す、という意味が込められた曲名だそうです。♪Miss You…ちょっとけだるい曲でした。♪With A Smile、アンコールは聴きにいらしていたアメリカ人ピアニスト、グラント・リチャードさんを呼び出して♪ブルースを演奏しました。東京にお住まいだそうで、サイモンさんともお知り合いでした。お客さまは少なかったのですが、皆さん熱心にお聴きになっておられました。「内に秘めた情熱。ロマンチスト上村」さんを感じたライブでした。

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