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デイリーレポート

端正で品性を感じる説得力あるトリオサウンド

端正で品性を感じる説得力あるトリオサウンド

Kyoko

2015年08月02日 日曜日

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▶今年の8月の初日は土曜日。お店は【BODY&SOUL Special】でした。ブリン・ロバーツ(pf) ジョー・マーティン(b) ロドニー・グリーン(ds)さんの《ブリン・ロバーツ・トリオ》ブリンさんはカナダ出身のメイナード・ファーガソン・バンドに参加され欧州ツアーの後NYに移り住み、NYのジャズシーンで注目されるようになったピアニスト。ジョーさんはカンサスの音楽一家で育ち、弦や管をやっていてその後コントラバスをはじめるとジャズに熱中し、NYに移って活躍中。ロドニーさんはニュージャージーで子供の頃ゴスペルで育ち17歳でNYに出て直ぐラビ・コルトレーン(コルトレーンの次男)に見いだされた経歴を持つNYで活躍するベテランです。
▶べースとドラムのリズム隊が気持よく深くグルーブし、その上に乗ったブリンさんのピアノは、そのハンサムな顔のように端正で、しかも説得力があるピアノ。特にロドニーさんのドラムは音が綺麗でシンバルの音色はほれぼれするほど。オリジナル曲もスタンダード曲も綺麗なメロディーがよく聴こえてきて、品性が漂うサウンドとステージは、やっぱりNYで揉まれているジャズ、という感じでした。
▶1st.stage…ブリン作♪New Standard-type tune、♪Night Song、♪Dearms Ville、♪Canadian Tuxedo、♪December、スタンダード曲H.カーマイケル♪Star dust…とても綺麗でした。C.コリアに捧げられた曲♪Hagamos un Trato。
▶2nd.stage…スタンダード曲♪In The Still Of The Night、ブリン作♪KW、ブリン作♪Cheers For The Call、♪Body And Soul…ピアノのイントロが素敵で皆さんの気持がこもっていました。ブリン作♪Carliar’s Hook、G.ガーシュイン♪Love Walked In、アンコールはサラ・ボーンの歌でお馴染み♪You’re Mine You でした。
▶世の中夏休みに入った方もいらっしゃるようで、こんな良い演奏だったのにお客さまが少ないのが惜しまれます。このトリオのツアーはこれから猛暑の中まだまだ続きます。武蔵野ホールその他、お近くで行われるようでしたらぜひ聴いてみてください。

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