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デイリーレポート

ご自分の音楽世界を真摯に追求する姿がそのまま表現された演奏

ご自分の音楽世界を真摯に追求する姿がそのまま表現された演奏

Kyoko

2021年07月27日 火曜日

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▶週明け月曜日は 片倉真由子(pf) ソロピアノステージ《片倉真由子の世界》真由子さんご自身は、ソロステージはもっと歳を重ねてからするもの、と思っていたという真由子さんですが、そんな事を言っていたら聴けない人が多くなる、と言われて演奏することにしたという真由子さん。さすが妥協することなくご自分の音楽をどこまでも追求する演奏家です。前回2019年の9月から今回が2回目のソロステージで、この夜のためにしっかり準備をされて臨まれました。
▶MCでのトークも、真摯な演奏家ならではのお話も多かったです。自分が上手になるには生ですごい人の演奏を聴くこと。そうすると身体が覚えて、いつもその音を感じながら演奏できるようになるそうです。なるほど、若い演奏家に聞かせたい言葉ですね。もうひとつトークから。NYにいる時、ミュージシャンのお墓の前で演奏する企画があり、墓地に行ってみたらエリントンのお墓は質素だったのに、マイルスのお墓は派手で大きくて「え、なんで?」と思ったそうです。
▶いろんな彼女の思いを話されながら、心に届く素晴らしいソロ演奏でした。私は彼女の正直さと、心の奥にあるジャズに対する情熱を感じて胸が熱くなりました。演奏曲も良い曲ばかりでした。私が始まる前に「チェルシーブリッジが聴きたいわ」と言ったら、ちゃんとメドレーの中に入れてくださいました。終演後に「ケニーバロンさんが私の先生で彼のピアノのタッチの凄さは天下一品」などとと話して、これも私と意見が一致して盛り上がりました。真由子さんありがとう!楽しかったわ。
▶1st set…T.モンク♪Ruby My Dear、同じくT.モンク♪Reflections、ジミー・ヴァン・ヒューゼン♪Polka Dots And Moonbeams、M.デイビス♪Solar。
▶2nd set…エリントン メドレー♪♪Star Crossed Lovers~♪Melancholia~♪Chelsea Bridge~♪The Single~Petal of A Rose。ピアニスト ジョージ・シアリング♪She、ピアニスト バリー・ハリス♪Father Flanagan、T.モンク♪In Walked Bud、アンコールはケニー・バロン♪Song For Abdullah。心が充実感で満ちた夜でした。

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