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デイリーレポート

選曲もタッチも独自の世界を持つ当店初リーダー出演

選曲もタッチも独自の世界を持つ当店初リーダー出演

Kyoko

2020年08月05日 水曜日

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▶当店では加納奈実(as)さんとのデュオなどで出演されていた永武幹子(pf) さんの、当店初リーダートリオ出演でした。彼女が選んだサイドメンバーは 須川崇志(b) 竹村一哲(ds) さん。意志のはっきりした歯切れのよいピアノで、ベースもドラムスもそんな彼女の良さを理解して、しっかりしたサポート。とても気持ちの良いトリオサウンドでした。選曲も、普段あまり演奏されることがない曲や彼女のオリジナル曲を演奏。客席には連日いらして勉強されている中村海斗さんが、ドラムのすぐ側に座って熱心に聴き入っておられました。彼に気がついた永武さんが呼び出して1曲叩き、海斗さん嬉しそうでした。ミュージシャンシップですね。オーネット・コールマンの曲に故ドン・チェリーさんを、アンコールでは亡き本田竹広さんの曲に、私は彼らのことを思い出したり…。永武さんは本田さんご本人を知らないそうで、アルバムを聴いて好きになり演奏されているようです。天国の彼が知ったらきっと喜んでおられるでしょう。私の好きなタイプのトリオで、次回は秋11/6(金)にブッキングしました。皆さまぜひお聴きになってください。
▶1st set…オーネット・コールマン♪When Will the Blues Leave?…O.コールマンと並んでフリージャズで一緒に活躍されていた故ドン・チェリーさんを思い出します。当店六本木時代、来日時には必ずやってきて、背中のナップザックからポケット・コルネットを出すと吹いていかれたことを思いまします。もちろん4ビートのカッコいいジャズでした。永武アレンジでセロニアス・モンク♪Epistrophy…モンクの定番反復パターンです。永武作♪Not Sure、ミュージカル作家ジューリー・スタイン♪I’ll Walk Alone、永武作♪Clover 2。
▶2nd set…昨年亡くなったポール・モチアンさんの♪Abacus、永武作♪Just Us、中村海斗さんがシットインしてベーシスト スティーヴ・スワロウのスタンダード曲♪Ladies In Mercedes。D.エリントンの♪Warm Valley、永武作♪ギャロップ…競走馬の走りのことかしら。アンコールは故本田竹広さんの♪I’ve Got New でした。

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