【3 Months Final Groove】
52年目のラストセッション
7月その第一楽章はじまる
今宵もまた心に刻む一夜
8月のスケジュール公開
(2026年6月30日付 June 30th)

デイリーレポート

プロとしてその素晴らしいアルトの音色で益々羽ばたいてほしいと思います

プロとしてその素晴らしいアルトの音色で益々羽ばたいてほしいと思います

Kyoko

2026年07月23日 木曜日

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7/22(水)《河原畑拓巳リーダークァルテット》河原畑拓巳(as) 片倉真由子(pf) 粟谷巧(b) ジーン・ジャクソン(ds) さん

▶昨夜は《河原畑拓巳リーダークァルテット》昨夜は河原畑さんが選んだメンバー 片倉真由子(pf) 粟谷巧(b) ジーン・ジャクソン(ds) さんが共演トリオです。彼は一流大学を出て良い企業に就職していましたが、当店に来て好きな道を目指してい2年半ほどアルバイトしながら、当店の常連出演 佐藤洋祐(as)さんなどに師事し精進しておられました。今はプロとして活動されています。
▶昨夜の演奏は、ハードバップのメロディアスな曲を中心に、メンバーそれぞれオリジナル曲で、それぞれの力量が活きる味わい深いセット内容でした。毎日の猛暑で気持ちも塞ぎがちになりますが、演奏を聴いて私も気持ちが晴れました。これから色んな場所で演奏活動をされると思いますが、私は彼のアルトの音色が素晴らしく良くて好きです。私も陰ながら応援したいと思います。
▶1st.set…
ピアニスト デューク・ピアソンの♪Jeannine…アルトの音色が活きる名曲/ジーン・デ・ポール♪Star Eyes (星のごとく輝く瞳)/フランク・パーキンスのバラード♪Stars Fell on Alabama (星降るアラバマ)/映画『ジーグフェルド・ガール』より♪You Stepped Out of a Dream (夢から目覚めて)/河原畑作♪Week Days Off (平日の休日)。
▶2nd.set…
ミュージカル『Babes in Arms』よりリチャード・ロジャース♪Have You Met Miss Jones ?/舞台『The Big Show』モチーフはプッチーニのオペラ『蝶々夫人』よりレイモンド・ハベルのバラード♪Poor Butterfly (哀れな蝶々)/さん)/舞台『ジーグフェルド・フォリーズ』よりヴァーノン・デューク♪I Can’t Get Started (言い出しかねて)/ベーシスト、サム・ジョーンズ♪Del Sasser…デル・テッサーはサムの友人女性の名前/アンコール曲は映画『Ride ’Em Cowboy』よりジーン・デ・ポール♪I’ll Remember April で余韻を残し終演でした。
=======【倉田レポート】======
BODY&SOUL では2024年11月のデビューステージ、2025年2月/5月/7月9月、2026年1月/3月/6月に続き今回9回目の出演になりました。スタンダード曲を中心に、河原畑さんのオリジナル曲も演奏されました。
▶2nd.ステージから聴きました。まず、河原畑さんと片倉さんのデュオで♪Have You Met Miss Jones ? の演奏になりました。河原畑さんのアルトソロでは、前後に上半身を動かしながら大きく華やかな音を放って吹き進みます。片倉さんは目を閉じてじっくりと物語を紡いていくようにピアノソロを弾き、力強いタッチでパワフルな音色を響かせます。アルトとピアノが交互に前に出て演奏し鮮やかに演奏を結びます。
▶河原畑さんが、粟谷さんとジーンさんを紹介しお二人がステージへ進みます。♪Poor Butterfly の演奏が一斉に始まります。河原畑さんは柔らかくアルトソロを吹き始め、ゆっくりと前後に動きながら豊かな音色で吹いていきます。その動きがより自由になっていくと放つ音も多彩になり、トリオも呼応して大きく並走します。さらに前後の動きが大きくなり、ゆったりと屈伸しながら力感を増していき伸びやかに華やかな音色を響かせます。素晴らしい音色でバラエティに富んだ表現で演奏を進めます。河原畑さんはソロパートが終わると、すっとステージ右へ移動します。
▶片倉さんはくっきりとした音でピアノソロを弾き、軽やかに車を運転するように弾き進みます。快適で心地良いフレーズを紡いでいきます。粟谷さんのベースの穏やかで太い音、ジーンさんのシンバルの爽やかな音が寄り添います。粟谷さんが一転強い音でベースソロを弾き始めます。二本指で強、かつ端正なタッチで弾いていき、速度を上げて豪快に弾き進みジーンさんがシンバルを連打して並走します。
▶河原畑さんがステージ中央に戻り、再びアルトを吹き始めます。ピアノとアルトの合いの手で、ジーンさんのドラムソロになります。シンバル ドラムを叩く音が綺麗に響き、強弱緩急自在で多彩なドラミングで観客を魅了します。アンサンブルで、華やかに演奏を終えました。
▶河原畑さんが大好きなキャノンボール・アダレイの演奏で著名な♪I Can’t Get Started では、冒頭から強い音でアルトを吹き始めます。ゆったりと深い息で吹いていき力強く語尾を伸ばし、豊かな声量のシンガーのように演奏を進めます。
▶♪Del Sasserではトリオから一斉に演奏が始まり、河原畑さんのアルトが続きます。軽快に吹いていくアルトソロに、ジーンさんが爽快なドラムサウンドで並走します。速度を増してぐんぐん吹いていくと、ジーンさんはさらに豪快な音で演出し、粟谷さんが速く強いリズムを刻みます。片倉さんは、高速道路を猛スピードで疾走していくようなスリリングなピアノソロを弾き、粟谷さんが揺るぎのない独特の抑揚で歌うようにベースソロを弾いていきます。
▶ジーンさんのドラムソロが始まります。マーチのようにドラムを叩きシンバルを連打していきます。三人と観客が見つめる中、速度とパワーを上げていきエレガントでゴージャスなドラムスの演奏を聴かせます。河原畑さんのアルトが戻り、伸びやかな音色でテーマを吹き、アンサンブルで2nd.セットを締めくくりました。
▶アンコールを求める拍手が起こり、河原畑さんが改めてマイクを手にします。「2年前に東京に来て4月からこのお店で2年半ほどお世話になりました。スタッフの方、演奏を聴きに来て下さったお客様、共演していただいたミュージシャンの皆さん、そして京子ママに、心から感謝を申し上げます」と、丁寧にお礼の言葉を述べました。
▶河原畑さんが、シットインで初めてBODY&SOUL で演奏した曲という♪I’ll Remember April を演奏して、河原畑さんの最後の BODY&SOUL でのリーダーライブが終演となりました。
▶河原畑さんが初めて BODY&SOUL でリーダーライブをされたのは約一年半前でしたが、9回ほどリーダーライブを重ねアルトサックスの音色は本当にパワフルで伸びやか、表現は柔らかい音から刺激的な音まで多彩になり、とても豊かな情感を描くようになられたと感じます。BODY&SOUL での演奏が聴けなくなるのは残念ですが、今後益々のご活躍を期待したいと思います。

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