デイリーレポート

よくスウィングし季節感ある選曲で気持ちよく楽しんだ4ビートジャズの誕生日ライブ
9/23(火/祝)はデイタイムライブ《椎名豊バースデイライブ》Inspired Swing Trio 椎名豊(pf) パット・グリン(b) 廣瀬潤次(ds) さん
▶昨日は秋のお彼岸で祝日のデイタイムライブは、椎名豊さんの61歳のお誕生日ライブでした。長い間一緒に活動しているこのトリオは、アイコンタクトしつつ阿吽の呼吸でお互いに反応し、完成度の高いバランスのいい素晴らしいステージでした。
▶響きのいい椎名さんのピアノが、よくスウィングするリズム隊に乗って、そのユニット名の通りストレート・アヘッドな4ビートの気持ちいい演奏で、私の大好きなトリオです。演奏曲も季節に合わせた曲で、季節の流れも感じられます。パットさんが真ん中で、しっかりしたベースラインで支えているのも魅力です。椎名さんのレパートリーの広さにも感心します、私の好きなモンクやストレイホーンの曲も演奏され、心身ともに安らいで楽しんだ昼下がりのライブでした。
▶1st.set…T.モンク♪Raise Four…モンクらしいユーモラスな雰囲気の曲。椎名豊作♪Summer Mist…夏の朝霧のような情景でしょうか。椎名作♪Dance Swing…タイトル通りよくスウィングするストレートアヘッドな4ビート曲。60年代の米国のTVシリーズ 「ピーター・ガン」 よりビリー・ストレイホーン作エリントン楽団の♪Isfahan…イスファハーンはイランの都市をイメージされた曲。椎名作♪Future Swing…これもタイトル通りジャズの伝統を踏まえた現代的な曲。
▶2nd.set…T.モンクの♪Green Chimneys…このタイトルはモンクの娘さんが通っていた学校の名前だそうで軽快でユーモラスな雰囲気あり。椎名作♪Walkin’ In The Clouds…タイトル通りふわりとした浮遊感あるメロディが雲の上を歩くような気分を表現。椎名作♪Glow of The Sunset…赤く染まる空を思わせる温か味のある哀愁ある夕暮れの情景を描いた曲。椎名作♪In The Dusk…黄昏時の余韻を感じさせるバラード。椎名作♪River…メロディとリズムが流れる水のような流麗さが感じられる曲。椎名作♪Tuck-A-Way…タイトルには“隠す”という意味がありちょっとした仕掛けが込められていてユーモラスで遊び心ある軽快な楽しい曲。アンコール曲はD.エリントンの♪It Don’t Mean A Thing (スウィングしなけりゃ意味ないよデュワデュワ…) でした。












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