デイリーレポート

根室から懐かしいお客さまがご来店 味のあるステージを一緒に楽しんだ昼下がり
8/3(日)はデイタイムライブ《デビット・バーグマンfrom NY トリオ》メンバー デビット・バーグマン(pf) 井上陽介(b) ジーン・ジャクソン(ds) さん
▶いろいろご心配をおかけ中ですが、まだ薬を飲んでいる私の体調も少しづつ回復してきています。歳を取ると回復もゆっくりのようです。昨日はデイタイムライブでしたので、寝込んでいた身体を慣らすためにもお店に出ました。お店に出ると、当店六本木時代からの客さまが久〜し振りに根室から上京して来られ、懐かしく旧交を温めながらその方と並んで聴いていました。
▶で全演奏曲名は私が、そのうち何曲かのレポートは当店のスタッフ小菅くんにお願いしました。
▶1st.set…ミュージカル 「Too Many Girls」 よりリチャード・ロジャースの♪I Didn’t Know What Time It Was。デビット・バーグマン作♪Ghost Will…叙情的で現代的な感性が光る曲。トランペッター「トム・ハレル」 に捧げて♪Tom Harrell…J.コルトレーン♪Fifth House (Gone Feature)…ピアニスト タッド・ダメロンの♪Hot House と同じコード進行の曲 (リズムチェンジとも言う)。「社歌」♪Body And Soul。デビット作♪Cedar Shavings…「杉の削りくず」 の意味で香り立つ感じを表現。
▶2nd.set…ピアニスト アンドリュー・ヒルの♪La Verne。デビット作♪Simple Pleasures。マルグリュー・ミラー♪Grew’s Tune。ボサノバ曲A.C.ジョビンの♪How Insensitive。テナー奏者ベニー・ゴルソン♪Stablemates。デビット作♪Weird Knack。アンコール曲はT.モンク♪Pannonica…ジャズ黄金時代を支えた“ニカ夫人”に捧げられた美しいバラード。ちなみに彼女はロスチャイルド家の令嬢です。
===以下は小菅くんの報告です===
▶デビット・バークマンさんのピアノは一言で言うならダイナミックでドラマチック。そして、タイム感といいますかリズムの取り方に独特なものがあり心地よくグルーヴします。演奏曲はお馴染みのスタンダー曲だけでなく、ご自身のオリジナル曲も多く披露されました。
▶♪Tom Harrell…近代的でスクエアビートの曲、私のお気に入り。特にデビットさんのソロワークが光り聴き応えがありました。エキゾチックなドラムソロから始まるクールな一曲。ジーンジャクソンさんをフィーチャーされた構成になっており、エネルギッシュなドラムソロが炸裂していました。♪社歌 「Body And Soul」 ドラマチックなピアノソロのイントロからスタート。あまりに見事な展開だったのでテーマが始まるまで演奏されているのが社歌だと気づきませんでした。デビット作♪Cedar Shavings…ピアニスト・シダーウォルトンにインスパイされて作曲したという曲で速いテンポから繰り出される鋭いソロフレーズの応酬が楽しめるクールな曲でした。井上さんのベースソロあり、ハイポジションや特殊奏法を多様され匠の技が光るソロ内容でデビットさんもそれに釣られてかピアノ弦を手で押さえるミュート奏法などを駆使して応戦。“見応え”もあるバトルを楽しめました。デビット作♪Weird Knack…「変な才能」という意味のタイトルでコンテンポラリーでテクニカルな印象で各メンバーのソロも本日一番の盛り上がりを見せていました。












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