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(2025年11月29日付 Nov. 29th)

デイリーレポート

世界の珍しい音楽が演奏されたステージでしたが私は途中退席してBN東京へ⋯

世界の珍しい音楽が演奏されたステージでしたが私は途中退席してBN東京へ⋯

Kyoko

2025年12月08日 月曜日

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12/7(日)はデイタイムライブ《Peace of AsiaTrio》メンバーは 山野友佳子(pf) 落合康介(b,馬頭琴) 坂本健志(ds) さん

▶12月最初の日曜のデイタイムライブは《Peace of Asia Trio》トリオメンバーは当店で10年以上前に出演歴のある 山野友佳子(pf) さんと初登場 落合康介(b,馬頭琴) 坂本健志(ds) さん。山野さんは行動力のある方のようで、世界の驚くほどの様々な場所に行って活動されている大変エネルギッシュな方です。私は、彼女のステージはほとんど聴けませんでした。山野さん、ごめんなさいね。実は、ブルーノート東京で行われた TOKU さんのデビュー25周年記念コンサートにお招きいただき、迎えのタクシーが来てそちらに行っていたのです。
▶TOKU さんが当店からメジャーデビューされた日から、もうそんなに経つのですね。BN東京350席は満席で、多くのゲストも出演されて、華やかで素晴らしいステージでした。途中で私が突然紹介されてビックリ。その場で立ってお辞儀をしただけですが。
▶ところでここで宣伝です(笑)。今年も大晦日のカウントダウンセッションは、TOKU さんの企画/プロデュースで行われます。皆さまご予約はお早めにお願い致します。
▶1st.set…
馬頭琴♪上を向いて歩こう…/山野友佳子作♪Symphony of Lights…香港の夜景イベントをモチーフにした曲/映画 「Iceland」 より♪There Will Never Be Another You (あなた無しでは)/山野友佳子作♪Whirling Current (渦巻く潮流)/馬頭琴♪天辺(てっぺん)…アジア的な情景がテーマの曲/山下達郎♪Christmas Eve/G.ガーシュイン♪Summertime~♪Piano Concerto No.2 (フマニノフのピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18)。
▶2nd.set…
映画 「魔女の宅急便」 で使われた荒井由実作♪ルージュの伝言/山野友佳子作♪Liberation From Unfairness (不公平からの解放)/シャンソン曲をメドレーで♪枯葉~♪愛の讃歌/モンゴル民謡 落合康介アレンジ♪Uulen Bor (フクロウの歌)…馬頭琴をフィーチャー歌あり/ネパールの民俗音楽をジャズアレンジ山野友佳子作♪Swing in Nepal/このトリオのテーマ曲 山野友佳子作♪Peace of Asia/アンコール曲は吉川水砂子さん(vo)がシットイン参加スタンダード曲♪Day By Day でした。
◉倉田さんがレポートを書いて投稿されましたので、転載させていただきます。世界の音楽事情がよく分かるレポートですよ。
=====【倉田レポート】=====
▶世界24か国を周り、幅広い地域とジャンルで音楽活動を展開しているピアニスト山野友佳子さんのリーダーライブ。共演はベーシスト落合康介さん、ドラマー坂本健志さんで、落合さんはウッドベースに加えてモンゴルの民族楽器 馬頭琴を、山野さんのオリジナル曲を中心に、スタンダード曲カバー曲など幅広いジャンルの曲を演奏されました。
▶一曲目の♪上を向いて歩こうから馬頭琴が登場。山野さんのピアノとともに演奏が始まります。馬頭琴は先端に馬の頭が彫られたネックで構成され、二本の弦は馬の尻尾の毛を束ねたものだそうです。落合さんは椅子に座り、楽器を膝に挟むようにして演奏を進めますが、雄大な自然を感じさせるような独特の音色です。
山野さんがピアノでテーマを弾いていくと、落合さんはウッドベースに持ち替えて演奏。山野さんは強いタッチでくっきりとした音で弾き進み、勢いを増していくと坂本さんが強い音でドラムスを叩きます。さらに演奏が進み、山野さんが大きくテーマを弾くと落合さんが再び 馬頭琴に持ち替え演奏していきました。
▶海外での演奏活動が多い山野さんのオリジナル曲は、様々な国に関することがモチーフになっているそうです。♪Symphony Of Lights は、香港のビクトリア・ハーバーで毎日20時から行わられる壮大な光と音のショーをイメージした曲、♪Whirling Current は、世界で一番綺麗な海を想像して書いた曲で、ソマリアの海がまさしくイメージ通りで衝撃を受け、ソマリアが大好きになるきっかけになったとのことでした。
▶さらに♪Liberation From Unfairness は、昨年ウクライナでの演奏活動の折、世の中は不公平と感じ、本当に素晴らしい人だけが幸せになれることを祈って書いた曲だそうです。不穏な予兆から始まり、戦争と破壊の末に新しく素晴らしい世界が訪れるというストーリーを書いた曲です、と明るい声で話し、静かな表情で激しい曲調を弾き進みます。
▶ネパールでは食事が六回あること、温いお湯しか出ないこと、ジャズクラブが無いことなどを楽しく話し、ジャズらしい曲を作りたくて♪Swing In Nepal を書いたそうです。そして♪Peace of Asia はバンド名であり、山野さんの願いを込めた曲で、軽快に力強く弾いていきました。
▶モンゴルでは、複数のミュージシャンがアレンジを加えたり、カバーしていて、誰が元の作曲者かわからなくなることがあり、♪Uulen Bor も作曲者はわからず、モンゴル民謡とされているそうです。この曲の演奏では、馬頭琴がフィーチャーされました。
▶山野さんは、今後も各国の難民キャンプやソマリア、ウクライナを含む海外での演奏活動を精力的に継続していくご予定だそうです。安全なご活動をお祈りしております。

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