デイリーレポート
悲しみを乗り越えて歌い上げたアルバム収録のお馴染み曲
▶チャリートさんは当店今年はじめての出演でした。チャリート(vo) さんと ユキ・アリマサ(pf) 楠井五月(b) 海野俊輔(ds) さんのバッキングトリオ。彼女はフィリピン出身ですが、現在は一家でカナダに移住されています。今年に入ってそのカナダ在住のお母様が体調を崩され、でもコロナで帰国できないでいるうちに、亡くなられてしまいました。看取ることも出来ず電話で話しただけということで、彼女自身も悲しみに沈む毎日。昨夜も心配された息子さんが付きそっていらしていました。私も母が亡くなった大昔、後半間くらいは心にポッカリ穴が空いた感じだったことを思い出しました。
▶そんな彼女が今年、コロナに立ち向かう全ての人に、と出したアルバムが「When Summer Comes」でした。彼女も歌っているうちに段々音楽の中に入りこんでいって、いつものチャリートさんになって、円熟の歌唱力でアツバムの中の曲を歌い上げておられました。蔓延防止措置下で客席は寂しかったですが、皆さんアルバムをお買い上げいただき、良いレコ発ライブになりました。
▶1st set…トリオのインスト演奏の後チャリートさん登場、原曲はミュージカル「ドーランの叫び観客の匂い」♪Feel’n Good、「オズの魔法使い」より♪Somewhere Over the Rainbow、サミー・フェインのミュージカル曲♪I’ll Be Seeing You、ジョン・レノン♪Imagine、ソングライター アリシア・キーズの♪If I Aint Got You。
▶2nd set…D.エリントンの♪Come Sunday、♪Dearly Beloved、♪Body And Soul、日仏合作映画音楽♪Like Someone In Love、ビル・ウェザースの♪A Lovery Day、アルバムタイトル曲♪When Summer Comes…ダイアナ・クラールが歌っていたとてもいい曲で元々はO.ピーターソンの曲で詞は彼女の旦那様のエルビス・コステロです。タイトルチューンにするくらいです彼女も好きなのでしょう。チャリートさんの持ち歌にすると良いと思いながら聴いていました。
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