デイリーレポート
ストレートでバランスのいい気持ちいいジャズ
▶お盆の最中、近藤和彦(as) サイモン・コスグローブ(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんの近藤さん率いるサキソフォン・クァルテットで日曜の夜を楽しみました。お盆の最中でしたが、近藤さんがお知り合いにお声をかけてくださったり、地方から来られた方や予約なし来られた方などで、客席は良い雰囲気に埋まり、ストレートアヘッドな気持ちのいいジャズを楽しみました。近藤さんはこの暑さの中、スーツとネクタイ姿のフロントで、素敵でした。演奏は近藤さんのオリジナル曲とジャズの名曲が演奏されました。
▶1st.stage…B.パウエル♪Un Poco Loco、近藤作♪Little Pale Brownie…近藤さんの飼い犬です。近藤作♪Sweet and Pungent…いわゆる甘辛味、M.ペトルチアーニのバラード♪Morning Blues、ソプラノサックスで吹きました、良い曲ですね。近藤さんアレンジの気持の入った♪Body And Soul…アップテンポでそれぞれがソロをとりました。
▶2nd.stage…近藤作♪Block By Block、近藤作♪University Place 11th st.…昔、NYUの側にあったジャズクラブ「ブラドリー」の番地、私もNYに行くと立ち寄りました。近藤作♪What Happens To Man On The Oriental Zodoac?(年男に何が起きるか?)ソプラノサックスで。M.ルグランの♪The Summer Knows…映画「おもいでの夏」テーマ、イントロのピアノも綺麗でした。近藤作♪Estella Fugoz (流れ星)…アップテンポの曲でした。アンコールは♪What A Wonderful World…近藤さんワルツではない3拍子(3ビート)のアレンジで演奏。カナダからいらした親子ずれの方が、息子さんが17歳でサックスをやっていてソプラノも吹くので、近藤さんの特にこの曲の演奏に大変感動して興奮されていました。
▶お店が日曜タイムテーブルで終演も早く、ウィークエンドということで、珍しく近藤さんご夫妻とサイモンさんらとハイボールを飲みながら雑談しました。サイモンさんとゆっくりお話したのは初めてでしたが、彼は英国の名門ケンブリッジ大学出身で、なんと卒論は「日本の雅楽」についてだそうです。私達日本人より色んな事を知っておられて日本語も完璧、難しい言葉も良くご存じです。お酒も強く、ピアノは上手いしサックスは吹くし、頭もスマートで面白い方ですよ。奥様は日本人で日本のことも大好きです。今度、話しかけてみてください、きっとファンになられますよ。
読者の投稿