デイリーレポート
ご友人やお知り合いで満席に賑わった帰国ツアー第1夜
▶今年の帰国ツアー《海野雅威)pf)NYトリオ2 Days》その第1夜は、べースにベテランのエシエット・オコン・エシエット(b)さん、ドラムスは若26才のジョナサン・バーバー(ds)さん。今回のツアーは愛知県岡崎ジャズストリートや長野県塩尻市でのコンサート、岡山県でもコンサートをして、昨夜の当店がツアー最終日でした(エシエットさんとジョナサンさんは、今夜の当店第2夜を終えて明朝すぐNYに帰られます)。
▶海野さんはピアノを移動させ、ステージの右にセット。このスタイルは大西順子さんもされています。海野さんも最近はこのスタイルで演奏しているようです。サイドメンとアイコンタクトがしづらいと思うのですが、彼はこの方がコミニュケーションがとりやすいのだとか。お陰さまで客席は予約の段階で満席。雨の降る寒い土曜日でしたが、久しぶりに会えるご友人やお知り合いが詰めかけて、皆さま固唾を飲んで演奏に注目されていました。
▶1st.stage…海野作♪Pick Off Move、♪Some Other Suite…まず2曲オリジナル曲を披露。スタンダード曲♪Don’t Get Around Much Anymore、海野作♪Isn’t This Gate Working、スタンダード曲♪Skylark、D.エリントン♪Come Sundy…アフリカから連れて来られた奴隷達が楽しみだった日曜日の教会が待ち遠しい曲。エシエットさんのご先祖様は、はっきりとアフリカでの出身地がわかっているということです。
▶2nd.stage…になったらベースの調子もよくなって(楽器の調子がイマイチだったようです)パワーアップして来ました。♪Crazy Love、海野作♪Bird Bath、♪Cirele、カリプソ調の曲で、ジョナサンのっていました。
スタンダード♪Willow Weep For Me、海野作♪While You Were Out、M.デイビスの♪Milestones…演奏は絶好調になりました。アンコールはダニー・ハザウェイの海野さんの好きだという曲♪Sack Full Of Dream でした。
▶終ってからエシエットさんがべースを調整していたので見せてもらいました。ベースの国内持ち込みは料金がかなり高くなるので、来日される方はレンタルか折りたためる小さなものを持ってくる方が多いのですが、折りたたんで弾く時は普通のになるベースを私は初めて見ました。いろいろ開発されて楽器の世界も進化しているのですね。何でもこちらに来る2日前に出来上がったばかりで、まだ調整が完璧ではないということでした。さて今夜はこのトリオに、最近当店に時々出て、1音目からジャズのいい音色を聴かせてくれるテナーサックス奏者、レイモンド・マクモーリンさんが加わるクァルテット演奏です。楽しみですね。
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